Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

白'97'96'94'92'88

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本日も 少しゆっくりと寝て お昼前に ジョギングを。無理をしている感じもありますが、昼食後は半身浴を30分しっかりと。

で 昨夜は 何とも華がないのですが・・・・・

・Chablis Les Vaillons’88 Laroche

・Bourgogne Hautes Cotes de Nuits’96 Faiveley

・Muscadet Sevre et Maine Sur Lie’92 Chateau du Cleray

・Rossj Bass’97 Gaja

・Chablis 1er’94 Bernard de Romanel

久々に素晴らしき晩でしたが、本当に男性陣のみで 目の保養などは全くです。まま、ゲストの皆様もそのおつもりでしょうが、その前に為されて来られた方も。

横浜からのムッシュは、珍しく1本のみで。最近は白ワインを飲まれる機会が増えておられ 今宵は杞憂なことに全てが白ワイン しかもどれも希少なものばかりで まま有難いのですが 悩ましい展開でもあります。

シャブリのプルミエ・クリュ、ヴィンテージ’88でしたが これまたなのです 思い込みも有りますが これも’86に見えていて・・・・・。額には拡大鏡は掛けていましたが、何とも。柔らかく熟成して プルミエ・クリュの姿がじんわりと染みる味わいで ちょっとと食された鴨のコンフィの脂がたまらなく 後押しを。まま、記憶を無くされない程度にて今宵はお気を付けて。

日曜日のご予約をいただく流れでのお越しでしたが、結局 この晩もお付き合いいただきました。

こちらも白のリクエストに 他の生産者のものが中心だったのですが おっしゃられてしまいました。フェヴレイと。足元の中低温セラーに忍ばせていた、オート・コート・ド・ニュイの’96が有ることをご存じなく。時として その状態に賛否があるこのヴィンテージですが 僕の場合は かなり限られた機会だけのような?今回のフェヴレイも 寧ろまだまだ綺麗に熟成を経ていくであろう 繊細なヴォリューム感に支えられ 軽やかな余韻もまた好印象の アペラシオンをはっきりと表現する 流石の生産者かと。

遅れてこられた社長は、他店さんの妙齢の女性のワインバーからの流れで。まま、ご予約もいただいておりましたが 贅沢な流れでも。

ご準備をしていた ミュスカデの’92を。正直、フレッシュな銘柄の代表例でもありますが 30年の熟成は中々お目にかかれないボトルでは?まあ、こちら用に意図した抜栓でしたが これもまた素晴らしい熟成で意外に まだまだこの先も興味をそそられるミュスカデルかと。しっかりと低温で保存していたことにも その味わいが分かれるものでも有りますが 正解でした。

そして、今宵の極上は やはり最上の生産者のシャルドネを。’97のロッシ・バスは前回の抜栓で素晴らしいのは解っていたので この流れで。プレステージの ガヤ・レイよりも好印象を受けてしまったこの’97のハーフですが 濃密で他のフランスワインを凌駕する逸品かと。残りは1本ですが、残しとかなければ・・・・。

〆は既に紫煙も上げて もうちょっとのハーフを。これもまた シャブリのプルミエですが、状態に色々な問題は有るボトルでしたが この段階で はあ やはり好みがはっきりと分かれ この手の変態的な熟成をお好みとされる方には 正に最適なシャルドネで。まま、お互いに酔っぱらっていたのも事実でしょうが・・・・・・。

酔いました。

Sommelier R.Imamura

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