Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ'06'84

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本日は、良く寝ました!秋ですな、気が付けば12:00前まで。

気持ち良かったのですが、ここまでゆっくりしてしますと プライヴェートが無くなってしまうのも現実なのです。ですが、時間をやりくりして ジョギングには辛うじて。

そして、半身浴をこなしてからの出勤になります。やっと涼しく感じられる季節で、湯上りも気持ちよく。

で 昨夜の 珍しくの面々も

・Savigny Les Beaune’06 Antonin Rodet

・Monthelie Les Champs Pulliots’84 Ambroise

前半は、お初の方々で お話の口調から西の方々だな?と想定はしておりましたが、愛媛からのようで。色々とグラスにて!の方々で まま結局 計6種のグラスワインを抜栓しましたが 偶にはこの手のサーヴィスも楽しい瞬間も。とは言え ここには正直抜群のアイテムは含まれませんが、とは言えアントナン・ロデのサヴィニーの’06は楽しいブルゴーニュだと思う。その前の流れがカリフォルニアのカベルネ・ソーヴィニヨンだったのも比較対象としての優雅な時間とも。

端に追いやってしまいましたが、珍しく男性陣のみの若社長のお三方。一般的には、サラブレッドの家系になられますが ここにも様々な要因でワインの飲み方のセレクトも含めて違いが見受けられます。勿論、背負われる会社の業績の良し悪しもあるのでしょうが 世知辛い時代でもあるので。

散々悩まれた末に選択されたヴィンテージ’84の アンブロワーズのモンセリのプルミエ、優良な造り手だけにテイスティングもしてみたい衝動に駆られていたもの本音かも?とは言え、一時は枯渇していたこのヴィンテージなだけに大切に扱うべきなのですが 一時的にはこの’80年代の中でも最も難しかった作柄なだけにセラーには幾つかの手持ちが有るので。

コルクも素晴らしく健全に抜け、浸透具合に香りも抜群で期待は大きく 綺麗に熟れたピノ・ノワールで十分な満足なのですが やはり難しいヴィンテージのキャラクターを大いに背負っていた。余韻が欲を言えばなあ!さらりとすり抜けていくような ここがポテンシャルの本音でも。とは言え、熟成したブルゴーニュの味わいを遺憾なく発揮する 流石のアンブロワーズかと。

背負うレベルは、異なりますが 経営者は何時も孤独のようです。

Sommelier R.Imamura