Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

一期一会では無い ボトルも!

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本日も 筋トレを。

そして、出勤後は相変わらず色々ありますが 今回は破損してしまった店内の監視カメラの設定を。仕方ないことですが、カウンターの足元のコンセントにカメラの電源をさしこんでいたのですが先日のご利用の顧客の方が キックされていたようで。まま、数年は使用していた安価なものでしたので 直ぐにAmazonさんで買い替えにて。

今回は、比較的スムーズに設定も出来 本来の機能を果たしているのですが 機種的な問題か?タブレットからのカメラの首振りが出来ません。後はクラウドのサブスクなるものに勝手に先ずはトライアルされているのですが これ解約ちゃんと出来るかな?この2点で悩ましく・・・・・・・。

で 昨夜は静かな展開で

・Ciro Rosso Riserva’97 Duca Sanfelice Librandi

とは言え、お電話にてのご依頼は またまたの遠方のムッシュからでした。もう、お年的にも移動も辛いようで ここ数年は何度もご依頼をいただけており これはこれで嬉しいものです。まあねえ、確かに昨今のワインの価格の高騰は激しいもので ルートが無いとオールド・ボトルなどは手に入らないし また知識と経験がないとヴィンテージが古ければ良いと言うものでもないので 一般的なワイン屋さんだと 言われるがままになってしまうとねえ・・・・・。

そんなご依頼ですが、今回も珍しく 銘柄の確認を求められております が その中の1種を先日新たに入荷したイタリアの銘醸ワインを是非とも含ませて!

カラーブリア州の 重厚なワインを代表する原産地呼称で葡萄品種は ガリョッポ種。ほぼほぼ このあたりを飲み込まなければ聞いたことすらないであろう名称でも。

南イタリアの太陽を燦燦と浴びた このワインは濃密ながらもタンニンの滑らかな果実味豊かな逸品でも。 

そして、個人的にもこの銘柄の リブランディ社のデューカ サンフェリーチェのリゼルヴァ’97は これこそ正に嘗てのイタリア料理店で リアルタイムと言いますか 現行のヴィンテージ時に重宝し抜栓したもの。一言で’97と言っても既に25年の時を経ており 超有名銘柄であれば 再会を得る機会も有るでしょうが この手のイタリア好きには知名度は在っても実際には認知度は低いもので。

とは言え、一期一会とも思えるワインとの出逢いを中心にオールド・ボトルを日々仕入れておりますが こんな再開が嬉しいものです。現行ヴィンテージを毎日毎日 発注するのも個人的には如何なものかと?と思う性格なので この再開は現実に20年を経てのことになりますので。まあ、今回もたった3本の手持ちになりますが こんなに綺麗な状態で残されていたボトルは 一体何処に隠されていたのだろう?そんな思いにも駆られながらのテイスティングも 悪くないのでは?です。

Sommelier R.Imamura