Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ'88'85'73

f:id:Budounokura:20220104183511j:image

本日より 2022年の営業を再開いたします。

我が家では 明日からじゃないの?との とぼけた コメントもありましたが まま 今年も貧乏暇なしで 頑張ります。相変わらずの 初詣では なんでだろう?今年も 凶のち吉 だったのです。もう、御神籤には期待出来ないな?まあ、この とらまえ方にも賛否が有るようですが。

そして、2日3日の お楽しみは テレビから離れられません。朝6:00頃から 特集番組も含めて 箱根駅伝を。兎に角、今年の涙を全て出し切るくらいに。心揺さぶられる学生の力走に 涙腺が 弱くなってるおじさんで。結果は、やっぱり 凄いなぁ!でしかないのですが 青山は来年も 特別だなあ。また、1年後に!

で 大晦日の ご夫婦との出会いが

・Vosne Romanee'88 Charles Noellat

・Chateau St Estephe'85 St Estephe

・Barolo'73 Vietti

晦日のご予約に嬉しく。昨年は何時ものメンバーのご来店が無かったので結果的には、本当に意味あるご来店であり しっかりとお邪魔をしてしまい。

ヴォーヌ ロマネ か シャンボール ミュジニが!とのことでしたが そうだなぁ?と色々とお話も。本当の意味での 飲み頃のワインを ちゃんとご理解いただく機会を得られることこそが にょっとしたら?

ちょうど良い頃合いのヴォーヌ ロマネのヴィンテージ'88が ご予算もそうですが 奥様のヴィンテージであったことが 後押しで。

そして、当然のような流れで2本目の ボルドーへと。普段は飲まない!ブルゴーニュしか!でしたが、少しご予算は落としても 認識が変わられれば。熟成すると しなやかに 今迄お飲みになられていたカベルネ ベースのものとは異なることを。そして、この流れで ヴィンテージ'88は まだ若いんだ!との奥様のコメントに意味が。この サンテステフ、嘗ては訝しながらも仕入れたものの 僕も認識を変えた 素晴らしいシャトーでした。これで最後のボトルでしたが。

そして、3本目は 少し無理を。ヴィンテージ'85は ご主人のお年でした。なので?と言うのは相変わらずの 失礼なお願いでしたが イタリアは?とのお願いを。しかもご予算は、少し上昇るお願いで。イタリアそんなのは嫌だ!でしたが、そこを騙されたと思って!とのお願いで ヴィンテージ'73を!エゴの塊の。

とは言えこの ヴィエッティのバローロ、イタリアの王様のバローロですよ。これまた 柔らかくブルゴーニュ タッチの逸品で ご夫婦の認識は大きく変わられたのでは?

何とも素晴らしい 大晦日のひとときでしたが ご主人とともに 紫煙もあげて これもまた ソムリエ冥利に尽きる晩になりました。予定外のご予算になってしまったかもしれませんが 良きご縁であることを 切に願います!よろしくお願い申し上げます。

Sommelier R.Imamura