Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ'12'08'98'86

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本日のお昼間は、油断しておりました。

やまない雨に今日は完全に休息だ!と ゆっくりと二日酔いをさましながら コーヒータイムを。

ですが珍しくお時間のお電話に 慌てて思い出す 歯医者さんへ。歩いて5分のご近所さんなので、ご迷惑も最小限だったかな?まま、取り敢えず右の奥歯の処置は終わりました。左の奥歯は、案件終了後にしましょう?とのことで とは言えクリーニングを次回から。よろしくお願い申し上げます。

で 昨夜の2ラウンドは

・Les Brun Servenay Grand Cru'08

・Paul Gadiot Precurseur'12

・Meursault'98 Roche de Bellene

・Bourgogne'86 Andre Meuriot

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昨夜は、同業者さんと言いますか ままお料理人さんですね 何とも華の無い晩ではありましたが尽きない話に酔っ払いました。

前半は、ご近所の鰻屋さん。まま、出勤時にテナントビルの階下のコンビニにてお見かけしたので 所用のご報告も。その流れでのお越しに感謝いたします。

相変わらずのシャンパーニュですが、まま半分僕が飲むとは言え ヴィンテージ シャンパーニュに拘るあまりに 失礼ながら利は薄いのですが仕方ない。

流れが完全に逆になってしまいましたが ヴィンテージ'08から。やっと少しずつ飲み頃への段階へと進むブリュン セルヴネイですが、グラン クリュの膨らみをしっかりと感じさせます。今宵のスタートとしては相応しい泡にて。

意外な展開での2本目でしたが、致し方ないのヴィンテージ'12へと。これ単体なれば それほど酸の溌剌さは強く感じないものの やはりこの流れと言うものが大切なワインの性質かと。まま、とは言え 一般のノン ヴィンテージのものに比べれば 濃密なコクは豊潤に蓄えており 徐々に酔いながらも おっさん2人の晩は更けていきます。

少し落ち着いた頃のお電話は、嘗ての同僚の イタリアンのシェフでした。珍しく飲みたい晩になられたようで 愚痴もお伺いしましたが いやいやもう ステージの異なる人気シェフのひとりかと。雇用の創出も沢山なされており 今回のコロナでの借り入れも僕の数倍と聞き もう完全に追い抜かれたなぁ!です。

優雅なムルソーは、十分な熟成感で 兎に角ピュアな果実味は 一般的な飲み頃のシャルドネで。

こちらも2本目へとでしたが このベレーヌの赤もありましたが やはりオリジナルボトルの熟成の方へと。これで この銘柄も最終でしたが 今回も取り敢えず香りは嗅がずに 先ずは飲み込んで。

とは言え 随分長いお付き合いになる彼の好みもある程度は理解しておりますので この手のケアは愚問でした。じっくりと飲み込むピノ ノワールの熟れたオールドは 格としては低いものの気兼ねない おっさん2人には寄り添う上質な逸品かと。

Sommelier R.Imamura