Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

マグナム ヴィンテージ'90×2

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休日は、何時も通りなのですが 愛犬のトリミングと裏庭のトリミングがイレギュラーで。

裏庭のトリミングは、初体験の電動トリミングを使用しました。やはり想定通りの若干届かない位置もありましたが 脚立をもう少し高いものを次は検討するかな?切れ味は、我が家の ローズマリー・蔓薔薇・ジャスミン くらいでしたら十分かな?後は壊れず耐久性が問われます。随分と楽にもなりました。ただただ この季節なので仕方ないのですが ガードされた体は大丈夫でしたが、顔までは致し方なく 蚊に10箇所くらい噛まれてしまい・・・・・。

で 先週末の土曜日は 素晴らしく

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・Morey Saint Denis'05 Meo Camuzet

・Alain Thienot Brut'90 1,500ml

・Monthelie 1er'90 Porcheret 1,500ml

・Guidalberto'03 Tenuta San Guido

この週の 鬱憤を晴らすような結果的には素晴らしい晩に顧客の皆様に心より感謝いたします。とは言え、密でした。大丈夫かな?の思いもありましたが 致し方ない。嬉しい悲鳴でしたが 当初はおひとりでのご予約のドクターが 4人になられ 最終は9名とのことになり。ですが、お心遣いに此方にも感謝しかございません!

聞き取りにくいお電話が有り 不穏な予感も的中でしたが 先ずは東京からの社長はご子息と久々に。今回は、ご家族全員では無く次男さんと男旅のようで。今時だなぁ!の将来の夢でしたが やりたい事が決まっておられることは何に於いても。ヴィンテージ'05の この造り手は、ネゴシアン ラインでも素晴らしかった。明らかに凝縮した甘みの塊りは豊満な高貴さに支配されており 此れは永遠のヴィンテージかと。良き京都旅でしたら良いのですが!

此処からが収拾が付かない展開ですが、先に来られるご夫婦は再度のご利用にタイミング良く。カウンターの端っこになってしまいましたが、同じくヴィンテージ'05のルイ ラトゥールのサン トーヴァンを飲まれながら お席のご手配に すったもんだの展開を横目に。結果此方が最後までお付き合いいただけ、2回目のご利用で本当に良かったです。数杯飲み込まれた後の 落ち着いた段階で 粋にお勧めもいただけグイダルベルトを飲み干す流れに。この晩としては ややトラブルになってしまった お若いカップルの動向に話題も尽きず。ただ、彼には悪気はなかったのでしょうが 周りの大人に圧されてしまいましたかね?またまたの機会を全ての皆様に。

そして、団体さんは 医師会の皆様で。いいのかなぁ〜とも思いましたが 今がある意味でのチャンスでしょう。先のお店では、ラトゥール'86を飲まれたそうで 手強い選択にもなりましたが ままシャンパーニュと ブルゴーニュでしたら また別の視点でお楽しみいただけたのでは?

勿論のマグナムでの サーヴィスでしたが このコロナ過に大瓶を扱えることにソムリエ冥利に尽きます。アラン ティエノのミレミアムの特別なボトルはヴィンテージ'90の熟れた こちらも偉大な作柄で。ここも美しく膨らみの蜜の味わいは ああ この手のマグナム シャンパーニュの手持ちが尽きつつなので探さなければ。

ブルゴーニュは 同じくヴィンテージ'90にて モンセリのプルミエを。こちらも流石の 甘く優美な綺麗な纏まりで ボルドーのそれとは 全く異なるアプローチですが これが僕のカウンターでの 大人の嗜みのひとつかと。

凄まじいグラスの拭きあげの朝方でしたが 心地良い気持ちでいっぱいでございます。

Sommelier R.Imamura