Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’05’02’93’86’86

休日は、月末の作業のダイレクトメールの 祇園町界隈のポスティングに。雨の予報が ちょうどお昼間は 外れてくれており 次男と汗をかきながら。
それにしても 随分とホテルの建設ラッシュです。しかも 中々の大きなホテルさんも有られ 本当に祇園町界隈に そんなにホテルさんが必要なのかな?です。ちなみに 以前お世話になっておりました テナントビルも遂に取り壊しの作業を始めておられました。10年以上お世話になりましたからね やや複雑な気持ちも有りますが・・・・。
で 先週末の これはこれは 久々に素晴らしき晩は
・Chateau Pichon Laland’05 Pauillac
・Chambolle Musigny’93 Christian Clerget
・Chorey Les Beaune’86 Tollot Beaut
・Chateau Dauzac’86 Margaux
・J de Telmont Grand Couronnement Blanc de Blancs’02

出勤前から 異変が。携帯への転送のお電話が 2件有り これもまた久々の皆様のお顔が。そして 出勤後は もう1件のお電話も。お料理のことも考えると 正直 もう僕一人では これでキャパ・オーバーの想定も。しかも皆さん 19:00頃の一気で。
最初にお越しのご家族は、お坊ちゃんには申し訳なかったな・・・・。今回は ほとんどお相手も出来なかった。順調に育ってはおられるので まま心配はないですが。こちらはボランジェの ハーフから 悩まれておりましたが 結果的にはお勧めの ピション・ラランドを。’05は ブルゴーニュは まだかと思いますが ボルドーは その酒質の充実度に エスプレッソや チョコレートのニュアンスが たっぷりで 濃密な味わいを。正に偉大なヴィンテージかと。
また、何時もながらのお土産もありがとうございます。
こちらは、ぎりぎりだったな・・・・。の21:00前までに。
何時もながらの 美しいお姉さんを伴われてでしたが、今回のヴィンテージは’93で。以前は’86でしたから 一気に7年も若返りですが 祇園町を卒業される?ご予定は やや残念ですが 気持ちに変化が有られればなあ。
勿論、十分飲み頃なのですが 個人的には ’93は まだまだ そのはっきりと感じられる熟成香までは。愛らしさもまだ残す 綺麗なスタイルかと。
お隣には、時間制限はなかったものの ここはお付き合いもさせていただきたい 顧客でも。どうやら お茶屋さんのお嬢さんだそうですが ヴィンテージは’86で。ここは ぐっと 酒質がお姉さんになるのです。
明らかに熟成の段階を 上がる トロ・ボーのショレイ・レ・ボーヌですが しっかりと熟れた ピノ・ノワールの優雅なトリュフのブーケは 他のエリアのワインでは体感出来ません。お食事も 必死の鍋を振りながらでしたが 予定通りの 2本目へと。今度は、ボルドーへと ですが これもまた比較をしていただく機会ですので。マルゴー村の グラン・クリュのドーザックを。こちらは、しなやかに熟成の時を経て 柔らかく 余韻にほろ苦さが浮かぶ 洗練されたスタイル。お好みはどちらだったでしょうか?ですが、後半は やや慌ただしく お次のご予定へと 進まれて。
バタバタの展開の中 お一人で久々のお顔をだしていただいた ムッシュですが お席も辛うじて。ほぼお相手をさせていただけない 申し訳ない流れでしたが シャンパーニュを。’02のヴィンテージ・シャンパーニュは 世評通り 随分その酒質を上げております。このテルモンの ブラン・ド・ブランも 早くも熟成香を醸しながら 円い酸のバランスに 一息付くように 喉を潤す瞬間を。
辛うじて 首の皮 1枚を繋げていただけるような 素晴らしいワインと シャンパーニュの晩餐に 心より感謝いたします。やはり 長いお付き合いの顧客の皆様ばかりですが 変わらぬご愛顧に 本当に。
6月の後半も残すところ僅かですが まだ今月のお顔が拝見出来ていない顧客の方もおられます!是非とも よろしくお願いいたします。
Sommelier R.Imamura