Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。
お正月のお休みを まま2日だけいただきました。
慌ただしくでもありますが、今年は またまたですが生き残りをかけて!です。
元日から、運転手でしたが 広島の両親には申し訳なく 昨年はお恥ずかしい限りですが ご先祖様には本当に申し訳なく。今年は何としてもの思いも持ってですが 中々難しい家庭の状況も 悩ましくです。
また、そんなこんなで 今年のお正月の2・3日は 箱根駅伝をほとんど 全てながらではありますが観戦出来てしまった。相変わらずの 感動もございますが 強すぎると 少しなあ・・・・・です。
で 昨年の最終の大晦日の晩は
・Chateau Mouton Baronne Philippe’82 Pauillac
・Krug Grande Cuvee (Old Bottele)
・Chateau d’Armailhac’92 Pauillac
・Fine Bourgogne’79 Domaine de la Romanee Conti

中盤までは 何とも今年は 最後まで 静かな苦戦の晩なのかと やや自暴自棄に・・・・。
ですが、ありがとうございます。昨年同様の ご利用のメンバーで 1年ぶりのご夫婦や 久々のお顔も拝見出来て。
まま、このお預かりしていた ムートン・バロンヌ・フィリップは 彼らのヴィンテージで 昨年同様の 初詣の列を見下ろしながら。当然のように ボルドーの作柄でも最上のひとつの’82は 5級のこのシャトーも管理状態が良ければ当然のように素晴らしく。しなやかに そして優雅な香りが持ち味ですが 男4人で飲み込むには やや寂しいものかな?
勢い シャンパーニュに流れるのも 解ります。そして、以前の’96のサロンの 反省もここでは しっかりと。
クリュッグの 嘗てのエチケットが貼られたこのグラン・キュヴェ。懐かしいものですが 現行のエチケットも また変更のようですので 実際には2つ前のもので。リリース時でも 幾分熟成感を感じさせる この特別なハウスですが ここまでくると やはり他の並みの造り手のプレステージや オールド・ヴィンテージを軽く凌駕いたします。とろりと滴る 偉大な泡は今宵に正に相応しく。
結局、何だかんだと足りない酒量をボルドーで補うように。
ここで、’82は難しいのですが ’92の10年の時の違いと このダルマイヤックを持ってくるあたりは どうですか?このあたりに 手持ちの豊富さと そのストーリーの意味合いを理解する のも僕のカウンターの持ち味かと思われます。そして そのお遊びもご理解される方が顧客なのも意味ある ことかと。味わい的には やや穏やかなヴィンテージではありますが。
〆は 最後の’79のDRCのフィーヌを。もう 啜るほどしか残されていませんでしたが 特別なこのデジィスティフも もう出会えない ボトルかもしれません。完全に とろけた 滴ですが。
ささ、今宵から また切り替えて 初詣の伏見稲荷でのおみくじは 大吉でしたので!本当かな?ではありますが 神頼みも変わらずです。よろしくお願いいたします。
Sommelier R.Imamura