Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

Rothschild

本当に最近の大型ショッピングセンターには、何でも揃うと言うか豊富な食材が。本日もお昼に家族の食材を買いに少しだけ時間を。
店舗用にもスペアリブのトマト煮込みを仕込んでもらう為にお肉の売り場にも。個人的なつまみ食い食材は、久々にモッツァレラ・チーズのフレッシュなものとチェリー・トマトに新鮮なバジルを。もうお昼のおかずがひとつ想像されますが、以前はイタリアから空輸された水牛のミルクのモッツァレラを使用しておりましたが今回の国産のものもカジュアルなものだけに中々の美味で。
ただ、こちらもまた鮮度に悩まされる代表的な食材のひとつかと・・・。
さて昨夜はワインの日が一日ずれてしまったかのような晩で
・Chateau Lafite Rothschild’75 Pauillac
・Piper Heidsieck Brut Extra’71
・Chateau Mouton Rothschild’93 Pauillac
ワインの日を避けられ今宵にお越しのムッシュも今年初で。昨年からのお取り置きのバースデェイ・ヴィンテージのラフィット’75。市場の崩壊的な価格の下落も見受けられるボルドーに於いてもこのロートシルトは流石に高値を維持し続け。
以前は中々この正にフィネスと言う言葉通りの洗練されたボルドーの味わいを理解される方は少なく。大抵ラトゥールのようなスタイルが主流でしたが最近はこの筆頭を愛でられる方が増えたことに微妙な気持ちも。やはりボルドーの格付け筆頭に間違えなく。
久しぶりですね、何か風変わりなお人柄ながらも何処か憎めない愛らしいムッシュはお飲みの銘柄は決して愛らしいなどとは・・・。
こちらもバースデェイ・ヴィンテージの’71のピペ。もう完全に白ワインに熟成しており。正にお好みを問われるものでしょうが、柔らかいながらも強い甘みと熟成したアーモンドの風味は個人的な感覚では最上の酒類かと。
中抜けされた後に2本目はムートンを。’93は以前も愛でられましたが、彼の中では裸婦のムートンと言う銘柄のようで。’93は確かにそうですね。ただ、裸婦ではなく少女画ですね。ワインの味ワインも今宵は’75’71と続いておりましたので’93は残念ながら少女の如く若すぎるもうひとつのロートシルトでした。

           Sommelier R.imamura