Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

12月らしく

昨日は顧客でもある方と美輪さんのディーナーショーへ。随分前からお約束をしておりましたので、この17日くらいは少し落ち着いた晩に為るかと想定しておりまして。
ただ、昨夜はそんな思惑は嬉しい誤算になり12月らしい後半は乱れた様相も。
ちなみに彼女?彼がおん年72歳と言うのにも驚かされましたが、美声もさることながら話術の巧みさにも時間を忘れさせていただき。
さて、昨夜はそんな20:00からの臨時のゆっくりスタートで。
・Chambertin Clos de Beze’98 Prieure Roch 
・Chateau Lafite Rothschild’73 Pauillac
・Clos de Marques’96 St Julien
・Tapanappa’03 Lynch Bages & Bollinger
・Saintsbury Pinot Noir Reserve’99
・Chateau de Pez’70 St Estephe
ご一緒した吉野からのムッシュと共に出勤になりましたが、今年の私への最後のワインは彼のお好みと’73を偶々かもしれませんが。
ロマネ・コンティの共同経営者のロックさんとパカレの最後のこのドメーヌでのヴィンテージの’98は正に最近のリーデルさんのソムリエ・シリーズのブルゴーニュ・グラン・クリュの宣伝広告に載せられる売り文句の如く。
”今年50歳の美しき怪物”と言う台詞が妙に今宵のあの方ともリンクしながら。
やっとボルドーの筆頭銘柄のこのシャトーの世界での評価価格がそのものずばりに為りましたが、この’73は正直中々難しいヴィンテージです。ましてやこのハーフ・サイズは一段と。ですが今宵は何か霊的なものがあの会場より付きまとうかの如く素晴らしい芳醇な甘みを。毎回、カウンターを介してこちらとは楽しませていただいております。また、来年も遊びに行きましょう。
掛けに負けてしまわれたお姉さんは昨年同様、おごりでのお食事を。今年は阪神が逃げ切ると思われましたが・・・。
お好みのクロ・ド・マルキのやや熟成の’96とボルドーシャンパーニュのオーストラリアでのコラボのタパナパはまったりとした時間を。この2本には好みがはっきり分かれるでしょうがヴィンテージは別としてやはりテロワールと言う奴でしょうか。最終はルビエールの’93まで、少し理性を失われつつ。