Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ NV’94’93

休日は比較的ゆっくり出来ましたが、月曜日から バタバタと 貧乏暇なしの状態で。朝から 予定していた車検から帰ってきたトライアンフは またまたエンジンのオーバーホールは為されていないですが前輪だけはAVONのヴィンテージ タイヤに。前回同様ではありますが、タイヤも命を預ける重要な部品ですから。
その後もジムに 入金に 署名捺印と慌ただしく動き回りましたが もう少しで終わる予定ですので 後数日は 動き回ることになりそうです。まま、関係者の方々も非常に動き回っていただく次第なので申し訳なさも・・・・。
で先週末の福岡からのドクターは
・Francoise Bedel DIS Vin Secret
・Chateauneuf du Pape Reserve’94 Chateau Rayas
・Vosne Romanee’93 B.Martin Noblet

前半から京都駅にてお電話をいただいた 福岡からのドクターには何時もながら感謝の気持ちで。大阪で学会のご予定を兼ねた京都まで足を延ばしていただいて。そして、折角なのだからと、特別な造り手の最上のキュヴェをご所望いただく お心に頭が下がります。ですが、そんな思いとも裏腹に ご一緒にご相伴させていただく形ながらも 半分くらいはいただく 遠慮とはかけ離れた・・・・・。
画像は’96ですが、今回のアメリカ周りに’94も外観はすこぶる健全で 期待も当然ながら。
お初の体験を僕のカウンターで為されたことにも嬉しく思いますが、故人のヴィンテージにもなる’94は今後は中々呑み込める機会は希少な経験になるかと。
何時も通りの グルナッシュで、彼特有の妖艶なブーケが拡がり 洗練された甘く優雅な味わいに ’90年代のものも既に楽しめる段階のものが。
ちなみに手持ちは’86’76がありますが、こちらは とても貴重な先代のもので。後は残念ながら手持ちのヌフは、代替わりしたヴィンテージのみになってしまう・・・・。それでも、エマニュエルも 素晴らしく ティピカルなスタイルを引き継いでいる!
先のムッシュの喉を潤す程度にしか扱われていなかった ベデルのノン・ヴィンテージながらも 素晴らしく熟成した上級キュヴェ。何時ものグラスのムッシュや 奥様のお誕生日のご利用のワイン商のご夫婦などのご利用に 意味あるパフォーマンスになったかと。
NVのシャンパーニュの手持ちが もう無くなりつつですが、そろそろ幾つか頂かないと・・・。
そして結局飲み会のようになってしまった後半の展開ですが、久々のマルタン・ノブレのヴォーヌ・ロマネも以前とはまた異なる熟成の段階を十分に経ており 楽しみな酸の纏まりが。
今宵は奥様との会話も また違った視点からなされた部分もあり 興味深くも 最後にはアンリ・ジローのラタフィアやシャトー・クーテの’90の貴腐なども ちびちびと甘美な深夜で。

              Sommelier R.Imamura