Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

日曜日の臨時営業


月曜日の祝日は、休日をいただきました。懇意にしていただく福井のムッシュから送られて来た、蟹を今年も家族でいただきました。贅沢にお昼からでしたが、無心に剥きながらの旬の贈り物に感謝の限りでございます。また、合わせて大量のバゲットも送っていただき 試食も合わせてさせていただきながら考えてみます。何から何までありがとうございます。
で日曜日の臨時営業と土曜日のカウンターの貸切の1ラウンドとテーブルでの2ラウンドを
日曜日
・Chartogne Taillet Brut’99
・Chateau Malescot St Exupery’94 Margaux
・Chateau Cordeillan Bages’87 Pauillac
・Chateau Desmirail’95 Margaux
土曜日 1ラウンド
・Henri Giraud Esprit Brut
丹波ワイン株式会社 Delaware’10
・Beaujplais Villages Nouveau’14 Joseph Drouhin
・Beaujolais’08 Georges Duboeuf
・Cabernet Sauvignon’07 Mommessin
・Chateau Lanessan’92 Haut Medoc
・Volnay 1er’85 Bernard Vaudoisey Mutin
・Coteaux du Layon’00 Chateau de la Roulerie
土曜日 2ラウンド
・Macon’02 Les Heritiere du Comte Lafon
・Doiane de Chevalier’85 Graves

・Chassagne Montrachet’85 Domaine des Hautes Cornieres
・Santenay Gravieres’80 Paul Chapelle

銘柄の数だけ見れば、大袈裟な感じもいたしますが まま何とか何とかの汗だくの土曜日に 遠方からお越しのご夫婦からのお問い合わせに臨時営業をさせていただいた日曜日で。
ボルドー好きのご夫婦は、ホームページのボルドーの熟成品をご覧いただいての。何度かのメールでのやりとりで折角なのでこちらも楽しませていただきながらの晩でした。
こなれた味わいに熟成したボルドーは、どれも優雅なもので ほろ苦い余韻に寒い時期が やはり飲みごたえを感じさせるものだと改めて。
色々と長々と 拘束してしまいましたが またの京都への機会があられましたら是非是非お待ちしております。
土曜日のカウンターの貸切は、辛うじての展開に安堵も。
8名様でぎりぎりでしたが、クオリティよりも本数を!のご依頼にも めげてはいられません。マグナムボトルで、意味あるラインナップも選択出来たのですが ご依頼主のご意向が最優先ですので!なので、通常お目見えしない銘柄も並びましたが ある種こんな機会がなければ使い難いものもありましたので・・・・・。ですが、明らかに後半の銘柄の楽しさと また前半の銘柄の意外な喜びも またワインの価値観を振り返る機会にも。


そんな流れでのテーブル席だけは確保できて幸いでした。
今宵は’85に流れを持つ印象でお勧めも何となく。
名古屋のムッシュからのお紹介で以前お越しのムッシュも久々に。ボルドーシュヴァリエは’85もまたビターながらも 芳醇な中盤までの甘みが大ぶりで。
こちらはブルゴーニュ・ラヴァーの 70代ながらもお元気なドクターは今宵も2本の。
同じシャペルながらも、オート・コルニエールの方がやはり エキス分の高みをはっきりでした。
赤のシャサーニュとサントネイの比較も 難しいところですが DRCがなければ やはり今宵1番の透き通る果実の透明感が綺麗な1本で。
中々、果実のニュアンスが立ち上がらない印象だった’80のグラヴィエールですが 徐々に開き始めるスタイルはリコルクの せいなのかな?
淡い印象も否めませんが、それでも現状のブルゴーニュではお利口な銘柄かと。

             Sommelier R.Imamura