Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

新年のスタートワイン

本日のお昼間は、初走りも兼ねてトライアンフを。まま、僅かな距離ですが京都駅まで。懸案の返金にお伺いした次第ですが、やはり知識がないのはお恥ずかしい限りです。新幹線の特急料金は2時間以上の遅れは返金されるとは知りませんでした。昨夜のムッシュにお伺いしたのは幸いで、ただただ僕のチケットだけは情けないことに破棄してしまっていたので全てとはいきませんでしたが・・・・。
ただなあ、JRさんのクレジットカードで購入したチケットだけに全ての返金があっても良いような気もするのですが・・・・・。
で昨夜の新年のスタートのワインは
・Chateau Malartic Lagraviere’88 Graves
・G.Michel Tradition’89 
・Charmes Chambertin’81 Geantet Pansiot

相変わらず数日のお休みをいただくと、再開の際に顧客の皆様がちゃんと変わらずお越しいただけるのかな?と心配するものです。
今年のスタートは、ロケットスタートとはいきませんが何とか安堵の晩に。
お早い時間帯の久々のムッシュはこの縄手通り界隈でも異なる意味合いでのゴットハンドとでも言いましょうか?マジシャンの方を引き連れて。
何時も通りのボルドーを今宵は’88の末広がりからお勧めすることに。グラーヴの逸品のマラルテxック・ラグラヴィエール、生産量の問題もありましょうが中々国内では見かけにくい銘柄でもあります。
帆船のエチケットも印象的ですが、このクラスのボルドーは超1線級ではないところもまた飲み頃をはっきりと。強固なスタイルのこのエリアですが、完全に溶け込んだタンニンもまたオールド・ヴィンテージの素晴らしいところかな。
深夜にはお誕生日も兼ねたお姉さんもお越しになられ、今年初のカウンターはいっぱいに。
お祝いのシャンパーニュは、今年も縁深い’89からで。お利口なコストのギ・ミシェルのトラディション、顧客のムッシュの ホッとする味わい!とのコメントに僕自身も同意見です。泡も穏やかになり始め酸が円く甘味が昇華するこのスタイルがシャンパーニュの醍醐味かな。
〆のブルゴーニュは、’81で。このヴィンテージが、僕の手持ちでやや品薄でもあり。もちろんボルドーブルゴーニュは手持ちが僅かながらもございますが、シャンパーニュはなかったな・・・。
グラン・クリュ、正にこのブルゴーニュにはその答えが見える甘美な凝縮感が。やや、ぼったりとしたスタイルが感じられるこのジャンテ・パンショ ですが やはりこの特級畑はそのステージが異なりました。綺麗な酸の残しながらも果実に由来する甘味と酸のバランスが何よりも。
今年も変わらず、綺麗に熟成したグラン・ヴァンを皆様にお届けいたします!よろしくお願いいたします。
             Sommelier R.Imamura