Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

破損か・・・・・・

本日のたて続きのワインの入荷が。今日はブルゴーニュばかりで2ケースほど。
とてもとても楽しみにしていた銘柄が多数で
白は’69のルロワのムルソーにドルーアンの’71シャブリ・グルヌイユに’78ムルソー、’73のバロン・テナールのモンラッシェ、バシュレ・ラモネの’83シャサーニュ・ロマネにモルジョなどなど。
赤は
フェヴレの’70コート・ド・ニュイに’68ニュイ・サン・ジョルジュ、’69’73モレ・サン・ドニを。ジェルマンの’77ペルナン、エミール・ヴォアリックの’78ボーヌにルロワの’67アロースなどが。
シャルドネの熟成はシャンパーニュの次に豪華なものが有るかと。また、赤でも’60年代のものは希少なものに成りつつのブルゴーニュの逸品揃いです。
で、昨夜のああ破損の晩は
・Perrier Jouet Belle Epoque’98 1500ml
・Magnum Aubade’00 CoCo Farm & Winery 1500ml
・Chassagne Montrachet Clos Saint Jean’00 Ramonet 1500ml
・Barbaresco Costa Russi’79 Gaja
・Vosne Romanee Les Gaudichots’97 Forey Pere & Fils
・Gevrey Chambertin Clos Prieur’74 Roy Pere & Fils
いきなりの貸し切りの展開でしたが、たかだか10分でも前もってご連絡がいただけるとご準備が少しだけでも出来るものです。
12名様の何時ものムッシュに芸妓さん方には、もちろんのマグナム・ボトルで。ただただ、お恥ずかしながらもこのマグナムはセラーの中でもかなり奥手に仕舞い込んでいて。40本ぐらいはボトルを一時セラーから出してから探す始末で。ぎりぎり段取りが出来て、乾杯に至る訳ですが華やかなベル・エポックのマグナムは’98も先日の狂宴のワイン会にお持ちして主催のムッシュは飲まれておりますが女性達にはこの上ない贅沢な。
栃木県足利市のココ・ファームさんの特別醸造のオーバード’00のマグナムは、白が残っておりましたので。カリフォルニア・ソノマの自家ブドウ園の葡萄を使用し、濃密な蜜の味を表現する上質なマグナム。
〆はラモネの赤を。これは本当にお恥ずかしながらも実は白だと思って抜栓したのです・・・・。でテイスティングでルビー色の液体が流れてきて急遽先のココファームさんのものに。”赤を先に空気に・・・・”そんな言い訳をしながらのリカバリーでしたが、非常にチャーミングながらも線の細さとは裏腹に余韻の長く洗練されたピノ・ノワールは白だけではないラモネの実力かな。
宴もたけなわではありましたが、上手いこと一席だけカウンターが。快く受け入れていただいた皆さんにも感謝いたしますが、年末のご挨拶も兼ねてお鮨の差し入れも携えたムッシュに感謝いたします。今宵はガヤのシングル・ヴィンヤードの熟成を。’79は意外にまだまだ元気で。後半に掛けてアフターにも柔らかさを見せだしましたが、やはり強いネッビオーロです。
彼がお席を立たれてからが、セラーの片づけなのですがここでトラブルがひとつ。難関に数本なのですがボトルが落下し破損が。幸いオーストラリアのシラーズ’01で甚大な被害にはなりませんでしたが珠玉のオールド・ブルゴーニュが周りには数沢山・・・・・。
落ち着いてからの京都のコーヒー屋さんも久々だったな・・・。忘年会を抜けてお越しでしたのでもうだいぶ酒量は。ハーフのゴーディショ’97のピュアな果実味を堪能いただけたのでは?他所ではラトゥール’99を飲まれたようなので。
〆は先日のお越しに安堵した何時ものムッシュ。間が空かれると不安にかられますが、相変わらずの酔い具合で。’74と言う難しいヴィンテージながらも典型的とも言える肉付きの果実のバランスにこのロアのオールドはもっともっと仕入れておくべきだった!
疲れた晩で・・・・・。

                       Sommelier R.Imamura