Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

Ridge

今回も自衛隊の方々のご苦労には頭の下がる思いで。雨が降ると一段と大変な作業になられるかと思いますが、新たな悲劇が起こらないようお祈りする限りです。

そして10月になりました、9月は完全に惨敗でした。8月に僅かながらの貯金が出来ていたのが辛うじての幸いでしたが全て使い果たすことになり、幾分自身のお給料はショートしておりますが少しでも取り返せる10月であればの 顧客の皆様には何分よろしくお願いいたします。
まま、何とかワイン代や業者さんにはお支払いが出来ましたが 資金繰りについて アドバイスとご相談を差し上げた方なのですが 仕方ないよな 持久戦には変わりありませんが 僕のワインの仕入れの仕方は正直大金持ちの方々にも劣らないような買い方をしてもいるので。経営者としてはセンスがないかな・・・・・。
で昨夜の久々の四国から
・Ridge Barbera Rancho Pequeno’89
・Ridge Monte Bello Cabernet Sauvignon’82
・Ridge Monte Bello Cabernet Sauvignon’78 1,500ml

こちらのご利用で辛うじての家族へのお給料の目途が全てではないけど少したった・・・・。と言うと情けないですが、それくらい流石の飲みっぷりです。今年は、かなり久々のご利用になられましたが この日の為にご準備していて良かった。そんなリッジの希少なラインナップです。
マグナムを含めて6本のオールド・ヴィンテージのリッジを手持ちであるのは、正直こちらの方々が顧客におられなければ・・・・・。
そのなかから、これとこれとこれ!と順番まで指定されてお選びになられた おそらくは造り手さんのセラーにも中々残っていないような逸品を。
バルベーラを彼らが仕込んでいるとは知りませんでした、初めてのテイスティングになりましたがイタリアのものとは やはり印象は異なるかと。やや酸がタイトに広がり、熟成感がバランスを取る ゲストのムッシュピノ・ノワール好きの方だけにこれも有りかな?
ワイナリー創立20周年記念の’82のボトルは、お呼び出しになられたお姉さんのヴィンテージでも。エチケットをバタバタと やや乱雑に剥がしてしまう結果が何とも情けなかったものの 序盤はどうもボルドーの味わいに非常に近しい ややカリフォルニアらしくもない 良い意味洗練されたものでも。
〆の’78は、流石のマグナムで ’82が後半に やや力を落とすような味わいを感じさせておりましたが この’78は力強さも残しながらも絶妙なバランスでトリュフの香りを振り撒きながら。
遠方からのお越しでもあられますが、京都でのお取引先の皆様と賑やかなお時間が やはりお店のカウンターを賑やかに華やかに。
秋の京都の気配は、まだまだ紅葉にはほど遠いかもしれませんが 是非年内に1度は円歩の皆様もお越しいただき 久々のカウンターでのヴィンテージワインをご堪能いただければ幸いです。

                     Sommelier R.Imamura