Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

Ridge’73

本日の出勤は、ワイン商の営業に合わせて。以前からのお付き合いと 何よりも移転時のお手伝いを唯一買って出てくれた彼の まま苦戦の煽りも有ったのかな?通常のソムリエ業務から 営業も兼務するようなので。いずれにしても ’87産まれの彼も 僕のようにソムリエ業務だけではなく 営業を上司の方と経験することは良きことかと。弟のように感じる彼ですので 可能なものがあり 使える銘柄があれば いただこうかと。まま、本日のテイスティングさせていただいたものも 美味しいワインでしたが コンセプトに合致するものが まだまだ有るかと思われますので!頑張れ!
で 昨夜のこちらも1年ぶりかな?の顧客は
・Ridge Cabernet Sauvignon Monte bello’73

こちらの顧客も年内のご利用に嬉しき限りで。お忙しいのは どの顧客もご一緒ですが まま距離もありますし。
そして、やはり今回もご自身がオーナーとなられるワイナリーの銘柄を。
’73は、こちらも熟成段階をまたまた 深い世界に。確か記憶の限りでは 以前のマグナムの’78が最も古い銘柄だっただけに この’73は色々な意味で興味深く。勿論、僕の産まれたヴィンテージと言うことも・・・・・。
ナパでのその 存在も確固たるものでしょう、今回もその味わいに感心いたしました。フランスの銘醸地では、不作の目立つ’73ですので やはりボルドーのこのヴィンテージは ややカビ臭いものが多数存在するのは現実かと。
コルクは、残り5mmがもうボトルにしがみ付く状況ながらも 目減り分も有りながらも非常に元気で美しい熟成を。まだまだ、その成長を見届けることが出来そうな酒質に 驚きすらも。カリフォルニアの 赤のオールドに多く見られるポートの姿に変化するものとは一線を画す 優良年のボルドーの姿が見えるような。
ちなみにこのワイナリーの買い取りの経緯も聞かせていただける お時間もあり非常に有意義な。また、他のゲストとの お名刺交換も 気さくにしていただき ありがとうございます。
後は あの方から’66が届けられるだろうか。
Sommelier R.Imamura