Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’76’69


本日のお昼間は、久々にトライアンフに。ホームセンターに所要があったので、ですが結局お目当てのものはなく 既存のものを 長男と ああでもない こうでもない と工具をいじりながらも解決に。
汗だくになりながらではありますが、狭いながらも我が家も約9年の住まいになります がたは出ておりませんが 自作する簡単なものも増えてまいりました。
ちなみに その作業中に気が付かず唇の上に蚊に刺されていたとは・・・・・。鈍感にもほどがある。
で昨夜のリコルクで あるか ないかは
・Corton Blanc’69 Faiveley Tastevignages
・Meursault’76 Coche Bizouard
そろそろお盆の影が営業にも見えて参りましたが、結局深夜にお越しのお二組には関係ないご様子で。
決算のシステムで、手数料が大分お安くなった新たな取引先さんとのお付き合いも年内で1年にもなろうとしていますが やや問題が発生しておりました。安易に今迄通りの対応をしていたことに反省もございますが、こう言った業界の方々は流石に事務的な印象も受けましたが 本日のお電話でお許しいただけたのかな?可能な限りでの対応は勿論ですし 非常に小さなワインバーながらも時として 理解がし難い瞬間もある と言うことは中々ご理解いただけないのも現実かと。一応、ワインリストに並べられたグラン・ヴァンの画像は添付させていただいたのですが・・・・・。
そして2:00頃からのスタートの昨夜は、今月のお誕生日を目前にされるお姉さんが律儀にも。ムッシュのご要望にも、かねてからのお預かりがありますので。
こちらのフェヴレイのタストヴィナージュの’69の珍しいコルトン・ブラン、偉大なヴィンテージのグラン・クリュには成りきれなかったボトルながらも その素性は素晴らしきもので。アタックの酸は未だに溌剌とするむきも有るものの 余韻の円みのある甘いシャルドネの質感はゴージャスな味わいで。勿論、こちらが画像で見られる黄色のキャップシールのオリジナルものです。
先週末にも 呑み込んでいただいていたドクターですが、今宵はもう閉店間際とでも言う時間帯に。しかも両手に華の状態でご機嫌だったのかな?
こちらは、リコルクが施された’76のムルソーで。リリースされてから おそらくは1年以上は休ませているので それらしい熟成感は落ち着きを見せておりますが ’76のあの ややひねた熟成香は鳴りを潜めるのです。勿論、このピュアな香りを喜ばれる方もおられるかとも思いますが。
まま、40年近く熟成されたブルゴーニュ コルクに手を付けたい生産者さんのお気持ちも解らないではないですが。そして、これからも更に熟成させていくのであれば このリコルクにも非常に価値があるかとも言えないでもないかな?
誤解がないように、このコシュ・ビザァールのムルソーもとても洗練されたエレガントなヒピノ・ノワールです。
                   Sommelier R.Imamura