Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’95

本日のお昼間は、次男と巣蜂蜜の買出しに。偶に この巣蜂蜜をパッケージごとお持ち帰りされる方がおられるので そんな時は追加に勤しまなければ。それにしても世間はお盆休みに突入かな?京都の中心部は異常な渋滞で 店舗に荷物を運ぶだけでも非常にストレスを感じます。まま、京都全体が潤うことは喜ばしいことなので 仕方ないのですが。
で昨夜の四国からのご夫婦は
・Chambolle Musigny’95 Herve Roumier

ご常連さん方の動きがないと やはり静かな展開になるのも致し方ない晩ですが。
中盤に少しだけの久しぶりのご夫婦が。前回のご利用から、お二人のワインのお好みが一致され ブルゴーニュの愛らしいスタイルへと変化されており。有り難いことに最後の1本でもあった、ドメーヌ・ルロワの’04のデクラッセされたジュヴレをご堪能いただけたのは非常に意味のあることで。
今回も色々と悩まれた末に やはりここは引けないの奥様のお好きなシャンボールの逸品を。
’95ヴィンテージは出来の良い作柄にも関わらず その硬さが飲み頃を理解するのには難しい印象が強く。その上、価格は中々のものですので正直こちらからはお勧めはし難いのが現状で。
ですが、今宵のご夫婦にはツキが味方するように とてもザクロの果実感がいっぱいに詰まったチャーミングで愛らしい状態に落ち着いており。セラーからお探しするには、やや手間取るものの 何とか何とかの発見されたルーミエ家の一族は流石の味わいをここでも表現してくれ。
個人的には正直中々この酸が高く 飲み頃を捉えづらいアペラシオンのシャンボールは その人気程の品質は望み辛いものかと。事実、近づきやすいエリアはそのグラン・クリュの数からしても もう少し南に下った偉大なエリアがあり 価格からしても お勧めしやすくも・・・・・。
ですが、最終的には顧客の皆様が幾らかの思い入れも有られ ワインへその思いを捧げられるのもまた 事実かと。

今週は、お盆期間中でも休まず営業いたします。京都におられる方は 是非暑気払いに祇園街にてワイングラスを!
                     Sommelier R.Imamura