Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

グラス・アイテム

休日は久々に晩御飯を近所で。贅沢をしている場合ではないですが、まま次男の卒園祝いとホワイトデーを合わせてかな。花粉症の時期は、出来るだけ控えたいものですが折角美味しいお魚をいただく機会には少なからずのお酒は必要かと。相変わらず子供たちはマグロづいておりましたが、キリがない・・・。
急激に気温の変化をしておりますが、桜の蕾も今か今かの状態かな?4月の入学式には、また自宅界隈の琵琶湖疏水沿いの桜が今年も美しく咲き乱れてくれますかね。
で先週末の土曜の晩は
・Marsannay’98 Joseph Roty
・Sarget du Chateau Gruaud Larose’95 St Julien

土曜日は完全に撃沈でした・・・・。3月の折り返しにもなる、この晩にほんの少しは期待もしておりましたが致し方ない。
名古屋からでしたかね、前回同様 グラスワインで数杯をお楽しみいただくムッシュですが今宵も僅かな時間ながら。
見るからにワインラヴァーのご様子は、よくよく解ります。今宵は、グラスワインリストから3種を。
ジャン・アンリのメルキュレ’83からのスタートでしたが、この’83もこれで使い切りになりました。メルキュレの’83か、中々使用に際しては注意が必要な銘柄かもしれませんが こう言ったアイテムが古酒への入口になられる方もおられるのでは¥1,200−と言うのもお値ごろかとは思いますが 今後は’88に変更になります。
そしてブルゴーニュボルドーに基幹ともなる2アイテムを。どちらも¥2,500−と言うプライスは決してお安くはないものかもしれませんが、明らかに異なる世界観を感じていただける銘醸ワインかと。
ブルゴーニュのマルサネは、やや酸が硬く果実味が追い付かないイメージも多分にありますが この’98ももう少しだけ時間が欲しい気もいたします。ですが、この造り手のジョセフ・ロティ 流石の名手でクラシカルな味わいは凛とした姿を見させてくれる 上質なもの 並みの造り手のジュヴレがひれ伏す豪華な逸品かと。
正にな見頃でもあるようなボルドーの2級の王様のセカンド・クラス。’95と言うこともあり、まだ早いかな〜?と考えさせられますが、そんなことはない しなやかに熟れたカベルネ・ソーヴィニヨンメルローのバランスは緻密に織りなされ力だけで攻める若い段階のワインとは一線を。
優美と言う言葉がぴったりな繊細なワインかな。
と言いながらもこの2種も手持ちは、僅かなものになります この後が中々難しいグラスワインの銘柄選びで。’00年代でも、’01’04辺りは美味しくなったボトルもありそうですが’09’10’11などを使うことは特にフランスワインでは考えられない!勿論、カリフォルニアやオーストラリアやニュージーランドなどの厳選されたものは有りでしょうが・・・・・・。

              Sommelier R.Imamura