Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

この時期の年に1度ですが

本日のお昼間は、二男がまたまたおそらくは胃腸風邪のようで。食欲もなく、少しえずいておりましたがインフルエンザなども流行っているしな・・・・。流行りに乗らないように気を付けないと!
力なくダイニングの床に横になっている二男の横に愛犬の はなちゃんが寄り添うようにお昼寝する姿もまた絵になります。
で昨夜の年に1度ながらものご利用は
・Meursault Genevrieres’83 Coron Pere & Fils
・Marsannay’03 Meo Camuzet Frere & Soeurs
・Almaviva’97 Concha y Toro & Baron Philippe
・Rossj−Bass’06 Gaja
・Taittinger Collection’00
・Chateau Sociando Mallet’92 Haut Medoc
・Cote de Nuits Villages’78 Coron Pere & Fils

開店間際にいただいたお電話に、残念な思いもありましたが心豊かな気分にも。この時期毎年お越しのムッシュは年に1度ながらも何時も素晴らしきワインをご一緒に。身内に不幸があられたそうで、今年は京都にはお越しになられなかった仙台のムッシュですがわざわざご連絡まで。また、機会があられることを心より。
しばしの時間のボトルを何時ものようにご一緒させていただいたムッシュ。このところ、ブルゴーニュの白を選択される機会が多いです。このお買得のコロンのジュヌヴリエール、’83ともなりますと やはりモカの香りが支配的な濃密な逸品。
今宵も大所帯の奥様方でしたが、お約束通りの1月のご利用で。お料理の対応にもバタバタしましたが、結局 巣蜂蜜の人気が一番だったかな?
メオ・カミュゼのネゴシアン・ボトル、最近は中々ドメーヌものも扱わせていただく機会が少ないですが改めてこの造り手のこのラインですら はっと思わさせられる上質なマルサネでした。’03とアドバンテージもありますが、このヴィンテージ特有の果実の甘みがこちらは支配を。通常でしたら酸が支配するアペラシオンなんですがね。
そして濃厚な味わいへと移行します、好色漢の名は皆様には不釣り合いなものですが相変わらずこのオーパス2はたっぷりな凝縮感。
〆は白と珍しい流れでしたが、今回のイタリアの銘醸ワインは’06ながらも極上の味わいに変化しており。まだまだ若さが気になるかな?そんなイメージは全くで恐ろしく詰まった果実の甘みの塊は、彼のラインナップの中でも二番煎じなのですが十分すぎる。
こちらは先の今回はお越しになられなかったムッシュのお連れ様で、今年はそれでも律儀にマダムを伴われて。これがまた、酒豪のマダムで深夜まで。
テタンジェのコレクションの’00、以前の’80年代のものに比べれば致し方ないのでですが、柔らかい泡のバランスにこれもまた極上で。
ボルドーのエレガンスを感じさせてくれるシャトーのひとつのソシアンド・マレ、’92となりますとまた一段と。しなやかさの中に熟れたタンニンが優美です。
〆はブルゴーニュで、’78まで。こちらもコロンのお利口な銘柄ですが、今回も流石の’78の偉大なヴィンテージをはっきりと感じさせ。
色々と呑み込みましたが、今宵もまたまたお待ちしておりますが如何かな?

      Sommelier R.Imamura