Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’83’74

本日のお昼間は、次男の帰宅後に逃げるようにトライアンフを。子供たちの学校等が、そろそろ午前授業で終わる時期です。自分の時間を、さっくりと作らないと。風は冷たいですがヴィンテージ・モーターサイクルには調子の良い季節かと。
その後は西村さんがワインを久々にお届けに。懸案のシャンパーニュの古酒ですが、僅かながら限られた造り手から。
ジャン・ピエール・マリケ、お恥ずかしながら未試飲の’89です。
以前は避けていた造り手ながらも、幾つかは良き印象を得たギ・ミシェル。’89’82の飲みごろかと。
デュフォール、’94’90’89とヴァーティカルにて。この造り手もマグナムの’90が非常に美味しかったので。
この3つの造り手を見ればあのエージェントからの正規品です。もちろん並行のボトルも国内にはございますが。
で昨夜の辛うじての週頭は
・Chambertin’74 Trapet Pere & Fils
・Cote de Beaune Villages’83 Parent

久々の芸妓さんのお顔でしたが、ままお忙しいでしょうし。それにしても僕のカウンターは静けさでしたが、相変わらずワインのお話は うーん・・・・の一言で。そんな世界かとも言われるとですが、他の芸妓さんの手持ちのオークションで落札されたマグナムのブルゴーニュ 実は僕もそのオークションのワイン商から直接お取引でいただいた銘柄だけに。どうやら10倍くらいの落札額でチャリティーされたようで。まま、チャリティーですね。
深夜には腐れ縁の。
このシャンベルタン、実は腐れ縁だけにトライを兼ねてのボトルでした。ワイン商側にも、コルクが落ちかけている画像をお送りしましたが最近は信頼する業者さんも検品やヴィンテージ変更などのチェックに杜撰さが見え隠れ。まま、それでも外観から見えるワインの色調は吸い込まれるような美味しそうなピノ・ノワールが見えておりましたので抜栓を。
難しいヴィンテージながらも やはり好みのトラペのグラン・クリュのシャンベルタンは偉大な赤ワインですよ。やや余韻にビターなタンニンもございますが、正に飲みごろの甘い誘惑がひろがります。
やや、足りない飲み代は先週末にグラスで残ったパランのコート・ディ・ボーヌ・ヴィラージュ。正直シャンベルタンの’74の後に真摯な態度でお出し出来るグラス・アイテムは非常に難しい。ただ、こんなアイテムが懐の広さが見えるものかと。パラン?そんなお言葉が出たワイン・ラヴァーだった土曜のゲストでしたが、おそらくはワイン観も変わる?それが古酒の熟成感なのだと思いますが・・・・・。もちろん好みの範囲がお人其々ですが。

          Sommelier R.Imamura