Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ドクターだらけで・・・・

休日は今週も子供達とかっ飛ばした!雨交じりの梅小路公園は、あの広大な広場が貸切状態。久々に長男にも金属バットで思いっきり。確かに楽しそうなのですが、寒すぎて・・・・。
そんな中でも大抵はなのですが、どこの子かは解らない見知らぬ子が仲間入りしているのです。以前は一緒に”君も打つ?”と楽しんでいたのですが、最近は色々なことが心配されるので余り大きくは干渉しないようにしてしまい。世知辛い世の中なので・・・・。
で先週末のカウンターは本当にドクターの皆さんが
・Givry’83 Raoul Clerget
・Barolo’98 Luigi Scavino
・Chateau Lagrange’94 St Julien
・Chateau Durfort Vivens’71 Margaux

前半からお料理の対応にも追われ、お一人でのゲストには申し訳ない状況も・・・・。
久々のムッシュには、鴨のコンフィの仕上がりに問題が有った・・・・。こちらも申し訳ない、でもガメイの熟成の素晴らしい世界観をお伝え出来たのは有意義だったかと。ジャドのフィサン ブラン’93からの流れとしても、やはり熟成した味わいが特別です。
後半にかけては、生業とされる業界が重なってしまうと苦笑せざる負えない展開にもなりますがこんな時は やはり個室の存在が恋しくなるのは事実かな・・・・。まあ、良い時はこれがまた新たな良き出会いにもなるものですがお立場が変わればまた色々有るのでしょうが。
何時ものネッビオーロで。’98でもやや硬さを感じられるようになられましたか。良いことかと!前回はガヤのグロミスの’91だったからな。次回は、また楽しみですがこのルイジ・スカヴィーノもまたデキャンタージュ後のスミレの香りは全開でしたよ。まま、まだまだ長い晩が彼らに待っておりましたが。
こちらも久々のドクターの皆さま、1年ぶりかな。非常に大きな昨年末の事件のご本人ですが、ままご縁がまた続いたことが何よりも有り難く。やはり、最低でも年に1度はお越しいただかないと やや残念な気分ですし・・・・。
お買い得なサントリーさんの3級シャトーのラグランジュ、今ではこのシャトーですら 嘗てのプライスからすると信じられないくらいです。考えてみればこちらも既に来年で20歳を迎えるヴィンテージ。まだまだ元気だ!ですが、バランスはやはり取れてきている。2本の流れでは正にぴったりの前座にはなってしまいましたが。
〆は’71の偉大なマルゴー村の2級シャトー、ですが正直中々馴染みのないシャトーであることも間違えありません。しかもソムリエ試験のことすらも忘れてしまう40男の僕ですが、このシャトーが2級であることすら・・・・・危ない危ない。
でも流石に’71は偉大なヴィンテージ、僕好みのほろ苦さも含めた完全に熟れきった熟成ボルドー。’70年代のポジティブなイメージを持つ数少ないボトルかな。

             Sommelier R.Imamura