Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

撃沈ながらご依頼も

本日のお昼間は、またまたご依頼の対応に。
そしてまたまたワインの入荷も。今回はシャンパーニュでは、マムのコルドン・ルージュの’45が。ですがこれは予想以上に液面に問題が感じられます。そして同じくマムのコルドン・ルージュのハーフで’55も。こちらは完璧な外観で。
ブルゴーニュの赤では、ラウル・クレルジェのジブリ’83を。ヴォルネイからはアンリ・ヴォワイヨのアングレ’76。こちらも好みの造り手だけに。ただ、2本のボトルの状態の違いに気掛かりも。

昨夜は残念ながら週末なのに閑散で撃沈を。そんな時のご依頼が携帯にありましたが、店舗の営業時間中には正直携帯はほとんど見ていません。店舗にお電話いれていただければ即答が可能なのに。まま、結果的には間に合うタイミングだったので良いのですが。
それにしてもこんな時に、やはりストックの重要性を。正直、このご時世でしたらネットで探せばいくらでもワインは見つかるのでしょうがヴィンテージと状態や銘柄の内容で考えると手元にあるアイテムはやはり偉大かと。もちろん先日のイケム’78のように業者さんの素晴らしい対応でお互いにビジネスが成り立つ辺りもスリリングで興味深いのですが如何せん完全に目を通せないだけに色々と考えさせられます。
でご依頼はヴィンテージ’77’73の赤ワイン。色々と考えさせられましたが、せっかくなので同一銘柄のハートラベルを。正直、ヴィンテージ的にはこのふたつは難しい年。ですが’73は個人的な兼ね合いでストックには自身もございます。’77に関しても顧客の存在もありますが、少しづつですが抱えておりました。
ただ、この2本はお恥ずかしながら個人的にもテイスティングが未だ為されていないヴィンテージのカロン・セギュール。今までは場所柄この銘柄は沢山のヴィンテージを飲み込ませていただけたような気もいたしますが、このふたつの作柄は大切に個人的に保管していたもの。お味見もしてみたい思いもありますが、ご心配していただく顧客の皆様のおっしゃられるとおりワインを現金化しないと・・・。
3級の華やかで輝かしき存在のシャトー・カロン・セギュール、使い古されたような言い回しですが”誰よりも君を愛す”べきシャトーの逸品かと。

             Sommelier R.Imamura