Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

セカンド

一日、気がつけば”つぶやき”をサボっておりました。まあ、それだけ暇な日だったと言うことでしょう。パソコンを触れないほどバタバタとするような日があればそれはそれで素晴らしいことなのでしょうが。
きっかけと言うか、続くものはそんなものなのでしょうか、今宵もセカンド・クラスのヴィンテージが
・Les Forts de Latour’85 Pauillac
ご予約の段階で’85のマダムのバースデイのお祝いとは、お伺いできておりましたので。ケーキのご準備と’85は当日のセレクトと。正に望むところでしょう。こう言ったご利用が有るからこそワイン・リストの充実は不可欠かと。実際に今回はボルドー・ラヴァーのムッシュでしたので、昨夜も選択肢がお安くはないもののラフィット、カロン・セギュール、デュアール・ミロン、オーゾンヌ、ヴィユー・シャトー・セルタンとボルドーだけでも6種の選択肢がこれに当然ながらブルゴーニュ、イタリアなども加わり偶々ではありますが今宵は10アイテムはお勧め出来。
おそらくはセギュールに落ち着くだろうと、実は本日自宅セラーから運んだ1本だったのですが結果はセカンドながら2級に匹敵するあのシャトーの。先日のパヴィヨン・ルージュ’85と言い贅沢なテイスティングをさせていただく機会が今宵も与えられましたが、今回はやはり好みの上でラトゥールの力をはっきりと。おそらくはグラン・クリュのファースト・ラインには及ばない部分はストラクチャーとフィネスのサイズの問題だけかと。横に並べられなければ残念ながら現時点では、おそらくこの1本は見劣りなど皆無でしょう。燻した香りの中からカルダモンや丁子、カカオやガリグのブケが儚げな萎れたバラを携えて上がり続け。毎度のことながらグレート・ヴィンテージの皆様にはジェラシーすら覚えてしまう。なんとも贅沢な、お誕生日には相応しい。
ただ、その横で20:00から2:00までお一人で飲み続けられたマダムには違う意味でパワーを感じさせられましたが・・・・・・・。
ありがとうございます。

              Sommelier R.Imamura