Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’95’94’94’94’89’86’76’60

4連休もいただいてしまいました。そんな豪華な祝日ではなかったのですが、全ての日が 忙しく充実した 日々ではありましたが子供たちに追い掛け回される日々だったかと。お墓参りに 妻の実家へと。稲荷山の頂上までに 車の買い替えを模索する試乗に お鮨も。早朝の梅小路公園で 思いっきり かっとばす野球に 琵琶湖での釣りなど 結局は 大型ショッピングセンターでのお買い物で終わる庶民感満載ですが 少し早目の長男の誕生日のプレゼントも解決出来たので。ラグビーは、感激から やはり世界のレベルの違いも・・・・・。
で 連休前の素晴らしいワインの数々は
・Harlan Estate’94 Napa Valley
・Pruneio’94 Fattoria Viticcio
・Beaune Les Cras’94 Germain
・Mazy Chambertin’95 Henri Rebourseau
・Bourgogne Rouge’89 Daniel Rion
・Chateau Latour’60 Pauillac
・Charmes Chambertin’86 Camus Pere & Fils
・Gevrey Chambertin’76 Camus Pere & Fils

ご予約をいただけていたので、多少は荒れる晩とは感じておりましたが 本当に顧客が顧客を呼ぶ素晴らしき。
大阪からのドクターのご夫婦は、開店前に差し入れまでいただけ。鰻重を頬張るキッチンでしたが 意外なグラスのゲストが前半に。
その後のカリフォルニアの カルトの最高峰のひとつのハーランは、彼らの存在が本当に色々と経験を。遂にパーカー100点の’94が。やや、お勉強価格になりましたがワインの日でもあり この’94は彼らのところへ行くべき1本だったかと。濃密な一点の曇りもない パーフェクトワインのひとつが この別格の美しいボトルかと。
お連れのマダムが、イタリア好きだと言うことで 結果3本のボトルを’94に揃えるこの機会でしたが あまりにものハーランの存在に どうだったかな?トスカーナキャンティスタイルの造り手のヴィティッチオ 良き造り手なんですよ、嘗てはキャンテティ・クラシコリゼルヴァなどもよくよく使用していましたから。勿論、ジェルマンのレ・クラも異なるスタイルで 果実の甘酸っぱさで。
久々のドクターも 今宵も何時ものマダムと。最近はワインのお勉強もで ブルゴーニュ?にまた。グラン・クリュに拘る選択でマジを。’95のルブルソーは、お買い得な1本で やっと香りも拡がる落ち着きを感じさせるものの これが正に前座で。
結局、今宵は専門は様々ながら4名の男性のドクターが 横並びに女性を挟まれながら。しかも、こうなると飲み会状態で お知り合いも。
ダニエル・リオンの’89のACも 愛らしいものの ’86のシャルムが出てくると 造り手としては1線級では無くても 比較がはっきりと。
そして村名でも これまた’76となると 好みが分かれます。やはり、この’70年代ともなると 正に飲み頃の ピノ・ノワールの熟成かと。
そして、持って行かれたボトルが’60のラトゥール。実はこちらのドクターっからは’60のマルゴーをお借りする機会が嘗てあり。’60のマルゴーは、自宅地下に未だで準備はしていたのですが この晩のご機嫌で ラトゥールでご容赦を。これまた、以前こちらのドクターと’60ラトゥールは経験済みでしたが 程よく 枯れた五大シャトーの ややネガティブなヴィンテージ。
時と共に 難しいヴィンテージは 物が無くなりますが それ同様に。お生まれ年のドクターのヴィンテージでもあり 今回は 本音はどうでしたかね?勿論、ポジティブに 愛でられる方ではありますが。
さて、切り替えて 残り僅かな決算月の9月を 頑張りたく。よろしくお願いいたします!
Sommelier R.Imamura