Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’99’99’80’73’67

本日のお昼間も這うようにジムに。昨夜も随分美味しくいただきましたが、飲みすぎは否めません・・・・・。ですがですが、週末の金曜日はしっかりと汗を流しておきたいので。それにしても、本当に空梅雨です。この季節は雨は嫌いですが紫陽花が綺麗に感じられるのが楽しみのひとつですが乾ききる土の方が印象的です。しかも今年はイングリッシュ・ローズは開花しなかったな・・・・。蔓薔薇の大輪は非常に美しいのですが残念です。そして今年も胡瓜とトマトの苗を購入しておりますがどうも元気がないものが送られて来たのが不安ですが・・・・。
で昨夜の極上のシャンパーニュとフランスの名醸ワインは
・Pol Roger Blanc de Blancs’99
・Pol Roger Cuvee Sir Winston Churchill’99
・Veuve Clicquot Ponsardin Cave Privee’80
・Santenay’85 Louis Latour
・Vieux Chateau Certan’67 Pomerol
・Veuve Clicquot Ponsardin’79
前半からお越しのムッシュは昨夜は珍しくお姉さんにふられてしまったようで。そのお陰でまたまた素晴らしい経験をさせていただけ。”らしくないセレクト”とも言われましたが確かに僕のカウンターでは’99はまだまだ若いヴィンテージでもあるでしょう。ですが、この優良メゾンの平行試飲ができることも興味深い。シャルドネの’99も十分にその味わいを楽しめる段階に入っておりましたが、やはりチャーチルはその名に恥じない極上のコクを感じさせてくれ。こうやってこの方と飲み始めるとあっという間なのですが、〆はポムロールの熟れたヴィユー・シャトー・セルタン。’67はややネガティブなヴィンテージですが、甘く熟れたタンニンは個人的には右岸最良のシャトーかと。
久々のお二人は、今宵は訳あってのヴィンテージ’80を。今月で帰国予定のマダムですが、このヴーヴ・クリコのカーヴ・プリヴェ 結局仕入れたアイテム全てが今回も泡と消えていきましたがこの’80も若さも残しながらも熟成した蜂蜜味は甘美かと。
お次は何時ものブルゴーニュでしたが、この’73はコルクが大分下がっており。結果、もう落とし込むしか無かったのですが まま勝手知ったる仲と言いますか甘えてしまう体質は良くないのですが。ですがですが、このネガティブなヴィンテージ’73もまた極上の優雅なピノ・ノワールの味わいを。意外な展開でもありますが今月も’73を有難うございます。
そして戻られたムッシュと最後の〆はハーフのヴーヴ・クリコ’79を。このボトルはやや進んだ味わいなことを前回の抜栓で知っておりまして。ですが、こんな深夜の〆のデジュスティフには上質なシェリーとも思いながら楽しむのも中々オツなものです。
             Sommelier R.Imamura