Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

バレンタインデーに相応しい1本

本日のお昼間は、子雨交じりでしたがジムに。雨の中の運転にはなりましたが、ほんの少しだけ新しい愛車のシトロエンC3の運転に慣れ始めております。
その後は、相変わらずの映画鑑賞でしたが今回は”バットマン・ビギンズ”。幼い感覚かもしれませんが、どうしてもバットマンスパイダーマンなどは上手に人間ドラマも兼ねた作品でもあり見てしまう。今回の作品で、その出で立ちなども見て取れ改めて面白く。作品は続くのです。
で昨夜の正にバレンタインデーに相応しい1本は
・Bollinger Special Cuvee
・Chianti Classico’98 Castello dei Rampolla
・Chateau Calon Segur’04 St Estephe
・Chateau Calon Segur’53 St Estephe
・Fleury Doux’95
・Fixen Clos Napoleon’77 Tastevin Gelin & Molin
今宵は前半から貸切にて、還暦のお祝いのお食事会を。この晩の趣向は、正になのですがこのバレンタインデーにお産まれになられたムッシュのお祝いをお生まれ年のハートのエチケットの’53を。何ともソムリエ冥利に尽きる機会でもあります。
ボランジェからのスタートで暖かいグリーンピーズの濃厚なスープにランポッらのキャンティ・クラシコ’98にはパルマ酸の生ハムやフォワグラとレンズ豆のテリーヌなどを添えた前菜を。
比較の対象としてのセギュールを’04もお開けして浅利のリゾットを手早く仕上げてお腹を満たしていただき。
未だに活き活きとも感じられる偉大なヴィンテージの’53だけあり前半はやや鉄のニュアンスが出ますが、意外にもメインのお料理の牛タンシチューに最愛のボルドーは甘味をぐっと増しておりました。
そしてお持ち込みの千疋屋さんのフルーツケーキには、シャンパーニュのご依頼が。心憎いお誘いでしたが、ここで最も生きるのがドゥーの手持ちが有ることです。普段は辛口のシャンパーニュが皆様のお好みでしょうが、甘口の熟成は優雅な時間としか言い様がない!
以前もこちらには、カントメルルの’53もお楽しみいただきましたが還暦を超えて変わらぬご縁を是非ともです。
丁度よく入れ替わりの何時ものお二人は、連夜のご利用でしたが ひょんな一言にお応えいただき恐縮です。冗談で言った”あれチョコレートは?”にわざわざのバレンタインデーをありがとうございました。今年もほんの少しですが、虫歯を増やそうかと。有難うございます。
ワインはこれまた、難しいヴィンテージながらもすれすれの綺麗な熟成のナポレオン。フィサンの酸味が心地よい限りで。
                       Sommelier R.Imamura