Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ラ・トゥールのブルゴーニュ

遂に格付けシャトーが中国の実業家の方に売却か。しかも個人的には扱う機会も多かったベルフォン・ベルシエだったことも複雑な心境ですが、まま売りに出ていただけに致し方ないか。
休日は嵐のため久々に自宅でゆっくりと。ではありましたが、お昼間に店舗にワインを届けて京都駅の郵便局にダイレクト・メールの投函と何だかんだと仕事もしていました。そして本日の朝は運動会の代休の長男を5:30に起こして祇園町のポスティングと。勢い先日テレビで見た京都の市場の横に出来た回転寿司屋さんに朝から自転車を漕いで立ち寄る始末。新渡戸さんしか持って行かなかったため調子に乗る長男の手を止めるのも大変でしたが、久々にはらはらするお財布の中身で。確かに ぐじ のお寿司は初めていただいたような。
その後もジムにお稲荷さんへのお参りに巣蜂蜜の買い出しと相変わらず貧乏暇なしの落ち着かないソムリエでした。
で先週末9月の最終日の嵐の土曜日は
・Vosne Romanee’06 Domaine d’Eugenie
9月も何とか何とかのお支払いがさせていただけました。これも一重に顧客の皆様のお陰と心から感謝させていただいております。甘えてばかりのノムリエではありますが、これに懲りずにご愛顧いただければ幸いです。
9月の最終日も数字的にももう少し積み上げたい気持ちではありましたが、台風の影響を受けたのかな?それほど強い台風のようではなかったとは思いますが僕のカウンターはどうしようもなく。
お陰で10月への準備の最大のポイントのメイン・ワイン・セラーの整理が出来ましたが、本当に2時間ほど苦戦していたのです。もちろん詰め込みすぎの状態は解ってはいるのですが、どうしても管理不足と手元に欲しいものでセラーはボトルが積み上げられ。その為一度100本ぐらいはセラーから一時出すのですが、その後整えてまた戻す作業も。そして1度ほぼ終わりかけて最後にグラスアイテムを戻すときにガラガラとボトルの雪崩が。発狂しながらもまた100本ほど出してやり直すハメに。汗だくです、この季節はままボトルに汗をかかないだけに救われますが・・・・。
でそんな晩に杞憂なワインは’06のブルゴーニュを。全くと言って良いほど扱う機会の無いこの若すぎるヴィンテージですが、売り文句は何といってもラトゥールの責任者のフレデリック・アンジェラが所有するもので。まま、テイスティングぐらいの気持ちでのサーヴィスでしたが流石の一言でしかありえない。ブルゴーニュに求める美しい果実味に綺麗な酸、ゴージャスな香りの立ち上がりも含めて今の時点でスムーズなタンニンもまた心惹かれる所以。やはり、上質な造り手は所変わっても仕上げてくるものだなと・・・・・。確かクロ・ヴジョも彼らは所有してたな、恐ろしい。

                    Sommelier R.Imamura