Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ダブル・マグナム

流石に中々ストレスを感じてしまう晩になってしまいました。セラーの整理を怠っていた恥ずかしさに・・・・。
・Chateau Musar’89 Gaston Hochar
・Vosne Romanee’99 Mmmanuel Rouget
・Volnay’79 J.Bitouzet
・Hospices de Beaune Beaune’85 M.Louis Clerico
・Chateau Beychevelle’90 St Julien 3,000ml
女性お二人でのこのクラスのワインのセレクトは、とても素敵です。確かにワインにお詳しく。楽しまれている姿が、まるでブルゴーニュの古酒の如き華やかさを。
ここからセラーでのワイン探しが始まりました。お電話の対応に追われながらもセラーのワインを全てひっくり返しながら。
ルジェの’99は若い素晴らしさを。このクラスの造り手は村名でも余韻の複雑さに満ち溢れ。
探しに探して、一度は諦めながらもブルゴーニュの彼女へと。予想以上に引きの良い1本目で、この後の恐怖など想定しかねる素晴らしい芳香が。味わいは少し弱さを感じさせるものの、おかわりが欲しい1本で。
この後、2本のブルゴーニュのオールドへと進んだのですがどちらも残念な味わいで品質的には問題ないものの求める味わいとは程遠く。結局最後に何も言わずにお持ちしたオスピスを。当然、素晴らしく確かにリストから選ばれる姿はありがたいものの全てに於いてお互いが納得出来るワインばかりでは無いことが今宵は顕著に。やはり、この辺りの飲み手にはノン・リコルクでオリジナルのものがリスクはありながらも実はセイフティーの気が。
ドクターは後半に大人数で。先日はお断りさせていただきましたが今宵は周囲も了承済みで最終の貸し切りのような状態に。その分、ご理解もいただける特別なワインを。3リッターでも彼らは十分に飲み干せるポテンシャルを持ち三次会を感じさせない強さを。サントリーさんの正規のこのダブル・マグナム、やはりボルドーの’90は美味しい。この段階に来て、やっと曇りの無い綺麗なトリュフのブーケに誘われてまるでソース・ペリグーのような濃密な味わいに普段とはまたひとつ異なるステージを体感されていたのでは。
後半は酔いました、すみません。

               Sommelier R.Imamura