Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

リューディー・シリーズ

本日もワインの入荷が1箱だけ。
厳しい展開の今月でもありますが、ワイン商の皆様は来るべき年末の対策も兼ねての売り込みはなかなかのものです。
今回は赤ワインばかりで、ボルドーからはマグナムを1本だけですが2級の最愛のラランド’78を。
ブルゴーニュからは、ドルーアンの’91のヴォルネイ・クロ・ダングルにジャドの’90ペルナンを。シャルル・ヴィエノからは’83のニュイ・ダモドに’88のサヴィニー。シャペルからは’76のサントネ・グラヴィエールも。そしてそして、再度の入荷になりましたがマダムのドーヴネの’94のマジが。これが記憶に残る上質な1本です。
で昨夜のシャンパーニュ
・Jacques Selosse Lieux‐Dits Ambonnay Le Bout du Clos
シャンパーニュでも仕方なくと言うと語弊もあるかもしれませんが、追いかけざる負えない造り手がこのジャック・セロス。相変わらず、新しい挑戦もされておりこのリュー・ディー・シリーズが販売されております。市場の玉数も少ないですが、何よりも彼のラインの中でもヴィンテージとも同価格くらいのハイ・プライスが。
ワインのジュース自体もまだまだ若い段階のものであることは致し方ない事実で、それなら少しでも熟成したメゾンのものを楽しみたい!そんな感覚も個人的にはございましたが、このブー・ド・クロは別の姿をしておりました。流石の濃密さは彼らしく、ブラン・ド・ノワールでもうまく仕上げられておりシャンパーニュと言うよりもまさに白ワインの様を。
先日のキャレルも同様に濃密な味わいでしたが、意外な程のリーの量に驚かされ。後は手持ちのコート・ファロンのみをテイスティングすれば、一通り試せたことになります。随分と高価な逸品ではありますが。

                         Sommelier R.Imamura