Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

〆のシャンパーニュ

本日のお昼間は、雨の中休みの間に幸運にもジムにベスパで。珍しい何時もなら雨男なのに。
着々と僕の体は脱皮がなされており、遂にお腹まで剥ける寸前です。背中は完全にばっくりと新しい皮膚が出て来ておりますので。顔の方は大分見苦しさは緩和されてきておりまして、まま夏場ですのでご理解を。
で昨夜の連夜のお越しの顧客の方々もあり〆もシャンパーニュ
・Vosne Romanee Suchots’79 Louis Latour
・Charles Lafitte Orgueil de France’85
・Bollinger Grande Anne’92
完全に深夜型の店舗の展開になり。待てども待てどもの晩も後半に報われたのでこれはこれで。
20本のブルゴーニュ・オールド・チケットの2枚目のご利用は、前回同様ルイ・ラトゥールで。ただ、今回のスショはメゾン・ラインになりますのでこう言った形でバランスを取らせていただいております。今宵はジュニアを伴われたご利用でしたが、流暢に中国語もこなされており次代を担われる京都のあのお寺も当然ながらこれからも安泰かと。
偶然にもLLのコルトンとこのスショはどちらも’79が手に入り時間差でお試しいただく機会になりましたが、当然ながらもやはりグラン・クリュの方がサイズは大ぶりな味わいで有ったことには。
ですが、この偉大なエリアのプルミエも中々のものでふくよかなトリュフの香りと共に。
そろそろプライスの兼ね合いも考えると’89ばかりと言う訳には。それでも’85が出されるところも奇妙なものですが、本当の意味では飲み頃はこの段階で真価を。来月に迫るソムリエの認定試験に対しての対策も少しづつ進んでおられるのかな?試験対策には全くなりませんが、祇園町におられるだけに先のアルマンド・ブリニャック・ロゼもそうですが こんな滑らかで味わい深い晩も有ってもよろしいのでは。
〆は久々のボランジェ。グラン・ダネの’92ですが、ヴィンテージとしては珍しいものかもしれません。’90年代は’90から中頃まで飛んでしまうメゾンも少なくないでしょうからこの優良な造り手だけに興味深いものでもあり。
非常にクリーミーな熟成感を醸し出すグラン・ダネ、20年の時がゆっくりと溶け込んだ優雅な〆のシャンパーニュで。

                      Sommelier R.Imamura