Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

グラス攻め

本日の出勤時には玄関周りの乱雑に置かれるワインボトルが移動されており。それもその筈、テナント1Fのワンコイン・イタリアンさんのオープンのようで。勝手に店名が”Sun”でしたので日曜日の開業かな?と思い込んでおりましたが、流石にそこまでは考えすぎか・・・・。それにしても、流石に居抜きだと開業まで非常に早いタイミングだったな。負けずに頑張らないと!
で、昨夜の結局グラスワインの晩に
・Macon Villages’88 Jean Henry
・Mazoyeres Chambertin’98 Camus Pere & Fils
・La Domoiselle de Sociando Mallet’98 Haut Medoc
・Chateau Les Hauts de Pontet’99 Pauillac
昨夜は久々の方々のお越しと基本的にはグラス・アイテムを楽しまれる方々でしたので、それ様にご準備のリスト外を何本か。
ご近所の長男の通う歯医者さんへの架け橋になられた妹さんは久々に。お二方がブルゴーニュの赤と白で目的が異なられると如何せん仕方ない。
リストのルイ・ラトゥールのムルソー’99をご準備させていただきましたが、より熟成したものをご所望でしたので。で、再度テイスティングの必要性を感じていたあの白を開けておこうか?そんな気分にも直ぐ。この’88は十分に熟成感を感じさせてくれる濃密な!それでもマコンなのでお利口だな。
赤はカミュのマゾワイエールを。こちらも文句のつけようのないグラン・クリュ、’88のようなトロリとした味わいには至りませんが。
お薬の副作用でGTBが500を越えられたそうで。それは非常に大変だったかと、僕なんかは200を越えても体がだるくなりますので。
こちらもご夫婦でボルドーブルゴーニュにお好みが別れられる為に致し方ない。御主人にはリストのLLのコルトン’98でしたがマダムにはトンボのモチーフの愛らしいソシアンド・マレのドモワゼル。こちらも’98に合わせる様な感じで、セカンド・クラスはこの辺りのヴィンテージである程度は飲み頃にも感じられます。しなやかなアペラシオンも相まって。
もう1杯は、マダムに合わせてボルドーに。近年の評価が鰻登りのポンテ・カネのセカンド・クラス。こちらは’99と言うこととやはり何よりもアペラシオンと評価の上がる下地になった頃のものと印象付ける硬さを感じさせ。
偶にはこんなグラスもよろしいか。

                         Sommelier R.Imamura