Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ブルゴーニュ

先週末の土曜を振り返り。後半はもう十分と言う感じの前半からの素晴らしい晩になりました。偉大なブルゴーニュに尽きますが、シャンパーニュボルドーも。
・Vosne Romanee’76 Jean Pierre Mugneret
・Gevrey Chambertin Vielles Vignes’87 Geantet Pansiot
・Echezeaux’73 Domaine de la Romanee Conti
・Comtes de Champagne Rose’96 Taittinger
・Chateau Latour’83 Pauillac
こちらも久しぶりのご利用で。男性のお二人ながらも繊細なブルゴーニュをいつも。本当に気が付けばこのヴォーヌ・ロマネももう無くなる。珍しく複数本を西村さんから分けてもらえましたが。近づき易いアペラシオンかと、豊満で解かり易いスタイルで。
2本目は逆に少し価格は抑えて。ジャンテ・パンショ、今月お勧めしたい造り手で。どちらもジェネリックのオールドながらニュイの素晴らしい二つのアペラシオンだけに’87とて侮れず。予想以上に鮮やかな酸を持ち、洗練されたスタイルも見える近年の味わいとは異なるノスタルジー
エシェゾーが飲みたい気分。綺麗な響きながらも危険な表現かと・・・。際使わせてしまったのかリストのこのグラン・クリュの中でも中間クラスの価格になりますが(D.R.Cで中間と言うとなお恐ろしいが)最後の1本の私の生まれ年のエシェゾー、随分沢山開けましたがこれが最後か。未だに色褪せぬ極上のブーケを放ち、儚さの中に思い出が詰まるブルゴーニュの最高峰のひとつ。
2本目はシャンパーニュの伯爵。若さが全面ながらも既に貴族的な味わいを感じてしまうのは、気のせい名前のせいだろうか?流石にテタンジェは繊細に造られており、12年ぐらいでも既に中々。気になったのは同じバカラシャンパーニュ・グラスなのに2脚の泡に上がり方が微妙に異なるのは説明がし難い。ただ、そんなこととは別で数年前のこの”つぶやき”をムッシュが一気に1年分ぐらいお読みいただけたことと、ご自身の開けられたワインのコメントに思い出を感じてもらえ、聞かせていただけたことに心躍る思いに。
素晴らしいワインに素晴らしいマダムでしたが、問題あるムッシュの行動に打ち消されてしまい・・・・・。 R