Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

マゾワイエール

ああ、週末の金曜日でしたが雨の影響も有ったのでしょうか?寂しく。意外にブレーキになってしまうことも有るだけにまた気持ちを切り替えた土曜日になれば・・・・。
・Mazoyeres Chambertin’78 Camus
法的にはシャルムとマゾワイエールはどちらを表記することを許されるシャンベルタンのグランクリュ知名度ではやはりシャルムなのでしょうが、個人的には穏やかでスケール感に欠けるものが多いような?
そんな意味とも別にマゾワイエールは18へクタールほどの広さながらも中々見かけることも少なく。で、今回はどちらを選択することの出来る中でもどうやらマゾワイエールの名を選ぶことの多い代表的な造り手カミュの偉大な’78を。
先月は逆に彼らのシャルムの’82を扱わせていただく機会がございましたが熟成を経たカミュは若い頃の何となくつまらない味わいからグンと伸びがあると言うか。そして今回のマゾワイエールも見るからに薄い黒のボトルから透かされるルビーレッドに輝く液体からは間違えなく高貴な味わいが容易に。
’70年代のブルゴーニュも中には特に前半のものはボトルむらが出てきており色々な意味での管理状態や流通の流れが気になるこの頃です。ただ、やはり後半の素晴らしい出来栄えの’78などは未だに輝きは色褪せず、繊細さの中に優美な姿を。
そうそう、この日は自宅の地下セラーに西村さんからの配達がありましたが少しづつ仕入れも抑えたいのも本音です。しかも今回は即戦力はボルドーのシャトー・タルボの白、カイユー・ブラン・シャトー・タルボ’98がお勧めですが個人的なストックと興味も兼ねたトスカーナのフレスコバルディのルーチェが仕込んだ初めての試みのブルネッロ・ディ・モンアルチーノ’03とDRCのラターシェ’05が1本づつ。どちらも中々の価格でしたが10年から20年の熟成は必要でしょうが・・・・・・・・。

            Sommmelier R.Imamura