Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ご冥福を

ご冥福をお祈りいたします。
私の店舗の直ぐ前の縄手通りで起こった非常に残念な事件。15年ほどこの町で過ごしておりますが、これ程の悲惨な事件は記憶にございません。おそらくは半径500mの範囲内で起きたことだけに複雑な心境でもありますが、偶然ですが僕自身も本日のお昼は店舗に届け物と掃除を兼ねて来ておりました。帰り際に缶コーヒーを買いに縄手通りも徒歩で歩く瞬間もあり時間差としてはおそらく30分くらいの・・・・。帰宅して自宅でゆっくりしていると友人から携帯に。その後テレビに釘づけになった次第です。何人かのかたからご心配のお電話もいただけ恐縮ですが。

で昨夜の久々の上質なワインは
・Bourgogne Rouge’80 Jean Michelot
・Dry Red Wine No1’95 Yaraa Yering
相変わらず4月の動きも散漫で。結局、深夜の何時もの時間帯まで4月のお忙しい芸妓さんのお相手で終わるような・・・・。それにしてももっと早く言ってほしいな・・・・、都をどりの観劇のチケット、どうなりますか。
何時ものお二人には、テイスティングも兼ねた’80のジャン・ミシュロのAC。こちらはリコルクもされていないオリジナルの状態。先のポマールのオールドは全てリコルクものだっただけに期待も大で。予想通りの熟成感にまま果実の塊と言うよりは大地の香りと言いますか。ヴィンテージの特徴とは言い難いですが、ポマールとは異なるACの味わいがこちらには。
久々のドクターの皆さんは、相変わらずの飲み疲れたご様子でしたがオーストラリアの限定で。ヴィクトリア・コールドストリームのヤラ・イエリングは南半球でも熟成したボトルが幾つか見つかる造り手。若い間はたっぷりの味わいですが、このエリアでも綺麗に熟成もしていくものです。ニュアンスはポートでもあるのですが、幾分若さも残す正に飲み頃のパワフルでもあり円みも。

                          Sommelier R.Imamura