Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’89’82’77

休日は満開の桜見物も兼ねて梅小路公園に。お昼過ぎから子供たちを引き連れての動きでしたが、公園内には満開の桜にそれに誘われるように見物の人だかりが。ニュースの報道の通り今年は非常に海外からの観光の方が多く見かけられ。公園内で野球をしていたのですが、台湾からの旅行中の男の子が一緒に遊ぼうと声を掛けてきたのでしばしの異文化交流も。我が家のお坊ちゃん達は臆しておりましたが。
また、もうひとつの懸案の京都水族館はどうやらまだまだ芋洗い状態のようで。5月の中ごろまでは続きそうだな・・・・・。
で先週末のヴィンテージは
・Joran Sparkling Wine Company’89
・Fixen Clos Napoleon Tastevignage’77 Gelin & Molin
・Chambertin’82 Louis Trapet Pere & Fils
先週末の土曜日からお天気も素晴らしく久々に鍋を振る時間帯も。先日のご予約の変更になられたムッシュは律儀にお越しになられこれはこれで。
もう、この辺りのヴィンテージのお姉さん方も祇園町では活躍されていますね。’88’89’90と偉大なヴィンテージが続いた為に中々手強いのですが、特にこの’89は意外に手持ちが少ないような・・・・。でシャンパーニュではないもののソノマの優良なジョーダンの’89を。
シャンパーニュにも負けない繊細な泡の熟成感はどんなお料理にも相性も中々ですよ。
赤ワインは残しておいたヴィンテージ’77を。ナポレオンの石像が横たわるフィサンのクロ・ナポレオンはジェランのタストヴィナージュ。難しいヴィンテージですが、二口目からの昇華が素晴らしかった開けたてはどうもヌメッとした質感があるもので・・・・。その後の甘みの乗りかたには、一同驚きをも。
〆はグラン・クリュで。東京からの観光を兼ねてお越しのお二人でしたが、熟成したブルゴーニュ及びボルドー右岸と言う中からのリコメンドになりましたが共に3種づつをお見せしました。結果は個人的にも評価を安定するトラペのシャンベルタン。時代的には色々と言われるヴィンテージながらも味わいは流石の特級畑、透き通るルビー色の中に溶け込んだ大ぶりの果実味は余韻にもその素性を十二分に。

               Sommelier R.Imamura