Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージに対する概念

本日のお昼は、またまた次男の胃腸風ために小児科へ。花粉の影響を避けながらミニで、しばしでしたが次男は牛乳もダイニングのカーペットに吐き出してしまい・・・・。色々トラブルは仕方ない。
また、ワイン界のニュースとしてはやはり贋作に携わるワイン・セレブがいたようですね。以前もポンソの贋作の情報は流されていましたが、やはりオークションに出されていたようですね・・・・。
まま空き瓶すら購入される方々がおられるだけに。やはり安心出来る素性の仕入れ元の存在は貴重なものです。
とは言いながらも、顧客のワイン・ラヴァーから譲り受ける希少なワインが入荷しました。シャンパーニュのローラン・ペリエのアレクサンドラ・ロゼ’88にブルゴーニュからは中々見かけない熟成したボトルのジャック・フレデリック・ミニュレのシャンボールフュエ’86に神様アンリ・ジャイエブルゴーニュ・ルージュ’88が。最後のフル・タイムのヴィンテージですかね。
また、お預かりにミアーニのレフォスコの’95があったり相変わらず凄まじいコレクションです。
で昨夜のヴィンテージの対する概念は
・Vigna L’Apparita’91 Castello di Ama
・Bourugogne Pinot Fin’76 Robert Arnoux
イタリアン・メルローの最高峰は?マセットか?それともこのラパリータなのかな?キャンティの名手の彼らのメルローも熟成してやはりしなやかにして芳醇なスタイルに。
このボトルの僅かな残りのワインを次のお店に持ち運ばれ祇園町にソムリエールにテイスティングをされたようですが、わざわざお電話をいただき葡萄品種を問われたのですが・・・・・・。イタリアは守備範囲ではなかったかな?
同業者の若い彼は、久々のお越しはお一人で。もちろん多少のサーヴィスはさせていただくのは何時もながらではありますが、選ばれたのはヴォーヌ・ロマネの名手のアルヌーのACクラスでした。
まま若い彼ですので色々と葛藤される悩みも色々あられるでしょうが、いずれにしても出来るだけ多くのワインを飲み込んでより豊かな経験をされることをお勧めします。
また、これもお店お店やソムリエの考え方に大きく左右されますがブルゴーニュ・ルージュでもこのクラスの造り手でしたら熟成していくものかと。”よく、このボトルを仕入れますよね”とのことでしたが、飲んだら美味しかったでしょう?それが答えかと思いますが。
これも経験に裏打ちされるものかとも思います、事実例えばニコラ・ポテルの’70年代のブルゴーニュ・ルージュも素晴らしかったしな。

                      Sommelier R.Imamura