Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

正に官能のリシュブール’79

本日のお昼間もジムに。帰り際は食材を調達に近くのお店までベスパを走らせるのですが、今日は大分暖かさを感じさせられ。ジムのお風呂上りで、体は完全に温まってもいるのでダウンの下はまたもや汗だくに。
その後は映画”ドリームガールズ”を途中から。黒人歌手の世界を映し出すものですが、奇しくもホイットニーの悲報が被るような・・・・・。それにしても彼らの歌声は正にソウルな響きが。
で昨夜の極上の久々のDRCは
・Barolo’94 Poderi Aldo Conterno 1,500ml
・Richebourg’79 Domaine de la Romanee Conti
・Chambolle Musigny’80 Leroy
・Chateau Calon Segur’94 St Estephe
前半からご新規にも為られるであろうかな?そんなゲストの対応にワイン談義もございましたが、又の機会があられれば幸いで。
中盤から団体さんが。こちらも乞いにしていただいている顧客の方からのご紹介で何度かご縁をいただいている社長さんですが、こういったケースが彼には非常にあり有難い限りです。
飲食業も経営されており今宵はソムリエさんも伴われ。1本目はマグナムで下地を作っていただくバローロ’94で。しなやかさの中にスパイシーな味わいが感じられボトルサイズの安定感を。
”マルゴー”との一言を聞きの逃す訳が無く。選択肢はラトゥールにDRCも含めて結局6本ほどお持ちしましたが、決定打はソムリエさんのヴィンテージ’79に。セラーの中は戦場のようになりましたが、それにも余りある結果が。
個人的にはDRCのなかでも最も気難しく、その上価格もラターシュにそれ程変わらないものなのでおそらくはこのザ・ドメーヌの中でも経験が最も少ない豪村で。
今回の’79は、完全に当たりでした。コルクも素晴らしくぎりぎりの状態を保ちつつ、抜栓直後から香りはパフュームで。7等分する為にも、デキャンタージュをそろりとさせていただきこれでまた店内にはゴージャスなブーケに包まれていました。甘えさせていただいたグラスには、オレンジピールと紅茶の香りに包まれており熟れきった吸い込まれそうな美しい液体に贅沢な瞬間を。
深夜のムッシュは久々に。ハートブレイクの表現をされていましたが、2本目にお預けで最初は飲み頃のシャンボールを。以前のミュジニもその均整美に溜息ではありましたが、この村名はやや小ぶりなのは否めません。ですがマダムの手にかかれば、何か別のものに変化するような。
〆は、ままボルドーも。ほろ苦い余韻が、正に今宵のご気分かな?十分、楽しまれておられたような気もしますが。
(ボトルの画像はお持ち帰りの為 ’73を使用)
                    Sommelier R.Imamura