Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ジャイエが前座でDRCを5本も・・・

休日の日曜日は、年に1度の修伯さんのワイン会に。今回もお手伝いを兼ねた出席でしたが、ご準備されたラインナップもさることながらも追加の銘柄も強烈で今宵もまた経験値をあげるソムリエ冥利に尽きる晩で。
・Perrier Jouet Belle Epoque’98 1500ml
・Perrier Jouet Belle Epoque Rose’85
・Corton Charlemagne’01 Domaine Leroy
・Meursault Perrieres’90 Comtes Lafon
・Montrachet’82 Dcomaine de la Romanee Conti
・Vosne Romanee’95 Henri Jayer
・LatrichieresChambertin’89 Domaine Leroy
・Echezeaux’79 Henri Jayer

・Montrachet’02 Domaine de la Romanee Conti
・Puligny Montrachet Les Folatieres’03 D’Auvenay
・Grands Echezeaux’87 Domaine de la Romanee Conti

・La Tache’74 Domaine de la Romanee Conti
・Montrachet’82 Domaine de la Romanee Conti
もう正に狂宴としか言いようがなく・・・・・。
今回はDRCのモンラッシェを提供する!そんなワイン会の趣旨でしたが終わってみれば。
昨年のロマネ・コンティ’61のワイン会は、全てのワインの状態が良く当然ながら修伯・吉田さんのお料理も素晴らしく。今回はワインの状態が、ベル・エポックのロゼ’85からやや ううん?だったのです。まま、ですが前向きに前向きにの楽しいワイン会でしたが目玉のモンラッシェが個人的に跪いて飲むべきワインには値しないかなり難しい状態で。ですが、正直この銘柄のオールドは僕だけしか・・・・・でしたのでこれもまま前向きに。
そんなことも気にしてか今回も贅沢なワインを追加で開けてくれた吉田さんのお人柄には相変わらず感心させられます。
でその流れで葉巻を求めて彷徨う形でしたが、日曜日でしたので結局毎晩過ごす僕のカウンターへ。ひょんなことからのラターシュに、失礼ながらも同一の銘柄を。正におそらくは的確な保存をなされた飲み頃の禿山の味わいは正に跪いて飲むべきワインだと皆様・・・・・。
自画自賛ではないですが、今回の僕の手持ちのDRCは偶々本当に素晴らしい状態で明らかに異なる世界観を。中国のコレクターがボルドーを飽きブルゴーニュに移行しているようです、これから一段と難しい状態のDRCやジャイエが増えるのは致し方ないかと・・・・・。
今回のワインで個人的には’95のジャイエの美しい果実味と’89のルロワの余韻のタンニンが非常に洗練されており印象的で。’79のエシェゾーは、内緒です。
’02の禿山は、まだ味がしない・・・・・。グラン・エシェゾー’87は相変わらずグランの難しさを。
逆に期待を何処までしていいのか?の’74のラターシュは素晴らしくエレガンスを感じる淑女で。何よりもモンラッシェ’82は気絶するほどの形容詞も納得かな?

                     Sommelier R.Imamura