Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

これまた深夜まで・・・・

本日もお昼間はジムに。雨が降り京都は意外にも少し暖かさをも感じさせられる日中でしたが、日が落ちると急に寒さが肌を刺す感じです。」
そんな中でも自宅前を流れる琵琶湖の疏水は、清掃作業中で1年間の間に生えた藻なども綺麗に抜き取られ壁際までもデッキブラシで磨かれ中々大変な作業をこなされている労働者の方々が。
もうしばらくすると、また疏水には水が流され来る春の景色の桜の花の開花が待ち遠しくなります。
で昨夜の深夜のグラン・ヴァンは
・Chateau Clerc Milon’94 Pauillac
・Gevrey Chambertin’73 Antonin Guyon
昨夜から前夜祭のように祇園町界隈では青年会議所の皆さんの流れが有られたかと。残念ながら僕のカウンターは閑散としており雨に水を注されたように、ただひたすら待つソムリエになってしまいました。
このままでは終われない!そんな気持ちはもちろんでしたが、お電話をいただけたのはやはり1:00を過ぎてから。結局、カウンターは有難いことに身動きも取れない様相でただひたすらお料理の鍋を振る深夜の時間帯で。
ボルドーのグラン・ヴァンのリストのページは見開きになっておりますが、1級から5級まであり合わせてセカンド・クラスにブルジョワを含まて左岸のみで85種のラインナップ。その中から右ページから限定ながらも5級のポンテ・カネ’98かこのクレール・ミロン’94を指定され。おそらくは流れ流れての長い晩を過ごされ〆の1本がボルドーなのも解る気がいたします。また、おそらくはこの週末まで毎晩京都会議でこの町に夜な夜ななのでしょうから・・・・・・。
それにしても3:00からパスタからリゾットにフォワグラなど大丈夫なのでしょうか?
2月の旧正月を前に中国出身のお姉さんは帰国をされるようで。そんなこともあり何時ものお二人はしばしのお別れの前の晩にご挨拶も兼ねて、しっとりとブルゴーニュの熟成を求めて。
私事の様にヴィンテージ’73は、さして余り大きな意味も無く抜栓されることもしばしばですが村名のジュヴレながら非常に落ち着く香り優雅な1本だな。今宵は残念ながら余りお相手が出来ませんでしたがお帰りになられたらまたまたご一緒出来れば幸いです。
〆のメルシャンさんの北信シャルドネのマールを勢い良く飲み干されお席を立たれ。お気を付けて。

                      Sommelier R.Imamura