予定通りの昨夜でしたが、結果的には随分飲み込んでしまいました。
・Chateau Palmer’91 Margaux
・Clos de la Roche’88 Pierre Amiot
・Chateau Latour Blanche’96 Sauternes
・Montrachet’91 Jacques Prieur
・Chateau Duhart Milon’83 Pauillac
・Chateau Beychevelle’83 St Julien
以前はよくよくご利用いただいていたクラブさんからのご予約でしたが、様変わりされたようなお姉さんがたに時間の流れを感じながらも。マルゴー村の街道沿いの豪華なシャトーはエチケット同様に。ふくよかで円みに溢れた’91は今が飲み頃かと。どうやら男性のお誕生日のようでしたが、3名でのご利用には意味があられたのでしょうか。
吉野からのご常連さんはヴーヴ・クリコの後にブルゴーニュとソーテルヌを。もちろんお手伝いに甘えさせていただきましたが、何で今までこの特級が出て行かなかったのかが不思議でしたが。美しく奥ゆかしい味わいに、選ばれて正解だと思われました。ヒヤシンスの花の香りと焼き栗のようなほっこりとしたブケに前半から素晴らしいテイスティングを。デザートと共に味わう貴腐は贅沢の極みでしょう。イケムほどでは、とおっしゃられながらもこの上質な甘美な世界は今宵の〆かと思いましたが。
後半はマダムと白ワインの最高峰を。やや、状態にネガティブな面も伝えられておりましたが個人的には何の問題も無く。確かに最上の造り手のこの禿山には極上のへーゼルナッツや蜂蜜の香りが浮き上がるのでしょうが、このドメーヌの割には十分な果実の味わいを表現しまとわり付く甘みにも何とも何とも素晴らしい時間を。
今宵は最終に個人的に飲ませていただく機会が。珍しくボルドーを。しかもグラン・ヴァンを水平でテイスティング出来るチャンスもそうそう有りませんので。個人的には訪問したこともあるからでしょうか?ベイシュベルのほうが華やいだ印象があり、幾分地味なデュアール・ミロンの方が内気な気があまりにも。ただ、確かにこのラフィットの面影を持つグラン・ヴァンにももうひとつ評価を与えてあげても良いのかもしれません。
今宵はヌーヴォーで酔うのでしょうか・・・。
Sommelier R