Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’84’79’90

もう、正直ワインの仕入れを検討する際は良くはないのですが金銭感覚は崩壊に。昨日は春のインデントのリストがまた。ほんの30分ぐらいの時間を電話片手にパソコンのメールを見ながら。それでも80万ぐらいの仕入れに直結するので・・・・・。
笑い話としてはワイン商の担当者の方もまた僕自身も桁を大きく間違える場面も。
ひとつはロマネ・コンティの’45のマグナム。こちらは軽く1000万を超えていましたがワイン商の彼女は桁を少なく見つけておられ。僕はと言うとカリフォルニア・カルトのスクリーミング・イーグルの’92のマグナムが。これはオークションでも花形のアイテムでファースト・ヴィンテージだったのもあってかなり考えて相談差し上げると300万でした。見間違えて35万だともう完全に思い込んでいたので。もちろん却下させていただき。と言いながらも変わりにDRCのエシェゾーの’83のマグナムをオファーしたあたりも完全に崩壊しております。
で昨夜の考えさせられるワインは
・Opus One’84 Mondavi & Baron Philippe
・Corton Charlemagne’79 Cauvard
・De Venoge Brut’90
相変わらず素晴らしいワインを有難うございます。今宵のお連れのマダムのヴィンテージはヨーロッパ全土的にも難しいヴィンテージの’84で。限られた中での選択肢ではありましたが、今回の熟成したオーパスは非常に素晴らしく。ボルドーよりも早い熟成を経るオーパスの印象をこのボトルは覆してくれ。
お次は白髭を。先の’77に比べれば未だにミネラルの硬さが見られるものの流れ的には面白いシャルドネのふくよかさも。
〆は他の顧客ともご一緒にシャンパーニュを。個人的にもこの’90はテイスティングも兼ねて十分に味あわせていただきました。やはり最後に蜜の様な優雅な甘みを放つ熟成したシャンパーニュには敵う者はないような・・・・・。
ですが、そうだなこちらの顧客は昨年は1年ほど僕のカウンターからは離れておられ。色々と考えるべきことも有ったかと思われますが、何よりも残念ながら他店さんで昨年xxxxxxxxxを初体験されたことかな。もちろん何時か僕のサーヴィスでと全ての顧客の皆様に思うことなのですが、こちらのゲストには一段と思いもありましたので。まま、’66を僕の思うほぼxxで飲まれているので正解と言えば正解かもしれません。ただ、彼が言うにはエチケットに記載されるシリアルナンバーがどうも不自然でこの時代のxxxxxxxxxのものとはやや異なる字体だったそうで。
贋作が確かに多く存在するボトルとは言われますが、個人的にはまだ実物は見てないな。まま、他所さんのことですので良く解りませんが。
うーん、若い世代のxxxxxxxxxxxxにも侮れない存在の方もおられるのですね。頑張らなくては!                       Sommelier R.Imamura