Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’96’81’76

お蔭様で今月も何とか何とかお支払いが全てさせていただけそうです。11月は12月の入荷のワインに危機感を募らせておりますが、比較的ワインのお支払いも何とか無難にクリア出来たことも要因かな。ただただ、昨夜寄られた税理士さんに決算の報告と急に渡された税金の入金書が。当たり前のものではあるものの、個人的には予定外のものでしかも月内の期日でしたのでいそいそと本日のお昼は郵便局と銀行を時間を費やしました。
いずれにしても、これもまたひとえに顧客の皆様のお陰と感謝致しております。今年もほぼ1月を残すのみになりましたが、是非是非年内に少なくとも1度は皆様のお顔を拝見させていただきたいものです。変わらぬご愛顧をよろしくお願いいたします。
で昨夜の時間帯に分かれたゲストのワインは
・Henriot’96
・Brunello di Montalchino’81 Villa Banfi
・Santenay Gravieres’76 Des Hautes Cornieres
前半のゲストは、ままご同伴ですね。久々の京都を代表されるワインラヴァーのムッシュは、何時もながらのシャンパーニュで。軽いお食事もされながらの短時間ではございましたが、シャルトーニュ・タイエの’00のご選択で。折角でしたので価格もほぼ同じくらいのほのかに熟成感香るアンリオの’96の方がお食事にも好相性のような?まま、何よりもお連れのマダムの一口目の後の一声の”美味しい!”に心は満たされましたが。
中盤のお二人は意外な時間帯でしたのですが、やはりマダムはわざわざお休みを取られて。プライヴェートナチュラルな印象もまた素敵でお連れのムッシュも鼻の下は伸びっぱなしでしたが。
バンフィのブルネロ、若い頃はこの造り手のブルネロの使い勝手に何度も助けられた記憶がございます。それでも冷静に考えれば、その頃でもヴィンテージは’90年代の中ごろで。今はまたこれはこれで贅沢の極みでもあるかもしれません。やや、後半の苦みは気に成るものの溶け込んだタンニンはスムーズで熟れた印象の芳醇なブルネロ。巨大な造りとのイメージよりも、イタリアらしい絵画調のエチケットに心奪われ。
〆はゴミ捨てに階段を下りている時に訪れました・・・・。
まま、暇な時間帯にもご利用いただける宗匠だけにお断りも悲しいことですので。それにしてもこのオート・コルニエールのサントネイ・グラヴィエール’76もゆっくりと忘れるくらいにセラーでストックしていた1本なのですが本当に美味しいブルゴーニュに昇華しているものですね。お連れの芸妓さん方がおれらるとワインの銘柄の選択は中々難しくなるのですが、こんな時は造り手銘柄以上にヴィンテージ勝負です。たくさん飲まれていてもまたここに世界観が異なるものが有ることもご理解いただければ幸いです。         Sommelier R.Imamura