Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

対照的に極上のクリスマスの神様

土曜日のお昼間は、比較的ゆっくりとさせていただけることも多いのですが本日もマグナムを3本ほど店舗への移動を。今宵の土曜の晩も読めないと言いますか、忘年会がらみの団体の皆様のお越しは如何なものなのでしょう?そろそろ最終ではあるのでしょうが。
あて、イヴとは対照的な結果に幾分の安堵もございました
・Cabernet Sauvignon’00 Clos du Val
・Montrachet’77 Domanie e la Romanee Conti
・Taittinger Collection’83
・Vosne Romanee’72 Henri Jayer
・Dom Ruinart Rose’81 1500ml
・Opus One’88 Mondavi & Baron Philippe
20:00過ぎ頃からの息つく暇もございませんでしたが、本来は聖夜はこのくらいは。
今宵、最上の造り手の”跪く白”が開けられることを踏まえての作戦とまではいきませんが、二組のワイン・ラヴァーが織り成す極上のワインにひと時は酔いつぶれそうになりながらも。
前座とは失礼ながらもカリフォルニアの”ハッピー・ホリデイ”のエッチングが為されたカベルネを。ヴォリューム感のある味わいに期待は膨らみながら。
バタバタとしているうちにお越しのゲストにいきなりのモンラッシェで。’77は難しいヴィンテージの代表格、しかも抜きたては二次発酵に微発泡が現れており何とも取り繕いは。ただ、数分後にはゲストも納得のモカとトリュフの極上の香りに包まれておりましたが。まま、お安くはないのですが破格のオファーでしたので・・・・。今年も素晴らしいDRCを楽しませていただけ光栄です。
でテタンジェ・コレクション’83の登場で、グラスを交わす関係は何とか築かせていただけ。ただ、開けたてはモンラッシェよりも高い評価に微妙な面持ちも。個人的にはどちらも素晴らしいですが、比べてみるとやはり6年の差とシャンパーニュの酸の豊富さを改めて。
で今宵のもう1本の主役は、’72のジャイエ。蔵出しのルジェがラベルを貼ったとの曰く付ながらも’72のムッシュには、今を逃すには切な過ぎる出会いだけに。目減りもかなりございましたが、しっかりと赤い色素を染みこませたコルクは未だにしっかりと。開けたての香りは些かネガティブ気味の卑猥なものを発散しておりましたが