Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’85

本日のお昼間は、家族の皆さんは次男の幼稚園の”わくわくフェスタ”なる催しに参加していましたので寂しくお昼ご飯を。その後は、昨夜の洗い物の残りも気に成っていましたので店舗にトライアンフで。流石に秋の京都の観光シーズンに突入した感で川端通りと縄手通りは中々厳しい混み具合でミニで来なかったことは正解でした。自宅近くの東福寺もこれから一段と交通規制も厳しくなるだろうな・・・・・。
で昨夜のヴィンテージ’85は
・Saint Joseph Le Grand Pompee’85 Poul Jaboulet Aine
・Corton En Charlemagne’94 Comte Philippe Senard
・Chateau Calon Segur’85 St Estgephe
また、今週も週末はこけるのか?そんな前半の展開でしたが、何となくうだうだとした中盤から久々のムッシュの福の神で。
今宵もローヌを。’85とは言いながらもサンジョセフでまたこのクラシックなジャブレはお値打ちのボトルが多数見つかるもので。やや、開けたては以前のボトル同様に硬さをも感じさせましたがやはりゆっくりと移動から休ませてあげるとそのポテンシャルは如何なく発揮させられるものなのですね。まま季節感が味わいをまた盛り上げているのかもしれませんが、ギュっと凝縮した果実の甘みはやはりローヌの特徴かな。
後半にここからがお席が埋まっていくのですが、本当に1:00まで閑散としているのも場所柄かな?ある意味残念ですが気持ちも切り替えて。
コント・セナールのコルトン、シャルルマーニュの名が添えられていますがルージュなのです。懐かしい銘柄ですが以前はグラスでも登場した銘柄でもう5年以上前のお話ですが。
やや果実の甘みには希薄な印象を感じさせられていたこの銘柄もここに来て柔らかく芳醇な姿に熟成しておりました。これで5年越し以上でリストからこの銘柄も消えていきます。
今宵も’85のマダムを伴われた何時ものムッシュは、相変わらずの色々な・・・・。確か先月もこの’85のセギュールお飲みいただいたような?ままいいか。何も言わずに。
お恥ずかしながら、厨房では他のゲストのご所望のブルーチーズのソースを焦がしてしまったりとバタバタで。その上未だ未熟な技術の為久々にセギュールのコルクをハートブレイクしてしまい、恐縮でした。
ほろ苦くビターなチョコレートにエスプレッソの香りをふんだんに詰め込んだサンテステフの3級は安定感も抜群で。これで’85も手持ちが無くなりました。
ですが未だにセギュールは、’64’67’70’73’82’88’89’90’91’92’94’95’96’97’98’99’00’01’02’04’05’06’07とストックに抱えられる使い勝手が良いグラン・ヴァンかと。

                     Sommelier R.Imamura