平安高校は残念でした・・・・。それにしても暑い京都です、甲子園の熱気以上ですが僕の店舗のセラーも笑ってられないのですが気温の上昇を明らかに感じていたようで。
昨日の夕方の出勤時に既にセラーの温度は危険な１８度を目前に。慌てて何時もの業者さんに手配をお願いしたのですが、年間を通じて保守契約を結んでいるのもありますが何度も変わる担当者さんにも相性があり昨年は子供と行ったプールでもひょんなことで出くわした彼とは縁もあるようで。
気温が高くなり過ぎた故の室外機の不調は毎年のことながらも、早急な対応をこなしてくれたエンジニアの彼に感謝です。何分、今宵の１本のボトルにも僅かな変調も感じられたので。
また、本日のお昼間にもアフターケアをしていただけておりやはりワインの管理は非常にナイーヴなものかと・・・・・。
で昨夜のフランスの銘醸地を代表するワインたちは
・Ｍｅｕｒｓａｕｌｔ Ｌｅｓ Ｃｈｅｖａｌｉｅｒｅｓ’７０ Ｃｏｃｈｅ Ｂｉｚｏｕａｄ
・Ｃｈａｔｅａｕ Ｌｙｎｃｈ Ｂａｇｅｓ’７３ Ｐａｕｉｌｌａｃ
・Ｌｏｕｉｓ Ｒｏｅｄｅｒｅｒ Ｂｒｕｔ Ｐｒｅｍｉｅｒ
・Ｄｕｖａｌ Ｌｅｒｏｙ Ｃｕｖｅｅ ｄｅｓ Ｒｏｙｓ’９０
こんなトラブルを抱えていた晩でしたが前半から何時もの出張帰りのムッシュが。何時もながらお食事も兼ねてでしたが、セラーの状態も考えると出来る限り厨房でも火を強烈には使用したく無く。まま、もちろんワインをお飲みいただく為にもパスタと鴨のローストには致し方ない瞬間もございましたが。
やっと本来の得意な白ワインをテイスティングさせていただく機会に恵まれたコシュ・ビザールの’７０のシュヴァリエール。やはり、ヴィンテージの特徴かな？余韻の酸のバランスが色々ではありますが。また、このボトルがリコルクされ液面もハイレベルでセラーの温度変化を顕著に感じ取っていたボトルに違いありません・・・・・。まま、許される範囲かとも思いますが。
鴨にボルドーと言うのも教科書通りではありませんが、これくらい熟成したポイヤックならまま有りかな？非常にしなやかで洗練されてはいますがこれもやはり’７３かな。ですが、コスト・パフォーマンスはかなり優良かと。
先日にご紹介いただいた、かなりお若い常務さんですがお約束通りのお早いご利用に感謝いたします。まま、お取り巻きにあのワインラヴァーがおられるだけにこれからもワインへの出費は中々大変でしょうが・・・・・。ＮＶながらもやや寝かしたロデレールはエチケットも違うのでご理解いただけるかと。ミネラルが強固な彼らはやはり少し寝かしてあげると非常にプルミエらしいふくよかさが産まれます。まま、後１本しか残ってないけどね。
〆は先のムッシュ達が、意外な接点で気を良くして３本目まで突入されてしまうことに。
ジュヴェ・ド・ロア’９０、個人的には何かロゼのイメージが付きまとうこのハウスですがこの’９０も流石に偉大な姿に熟成を施されており。後から知らされたムッシュのお誕生日でしたが、実は今宵は別件２件のバースディのご利用を想定しておりましたが・・・・・・。
まま、よろしいか。今宵、十二分に極上のシャンパーニュで〆られたのですから。
Ｓｏｍｍｅｌｉｅｒ Ｒ．Ｉｍａｍｕｒａ
