Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ハーラン

台風一過でしたか、日曜の休日を使って祇園界隈のダイレクト・メールのポスティングを済ませたかったのですが流石に。ですので、本日の朝早起きをして6:00頃から一人で。月曜の朝は、祇園町は本当にカオスだな。特にカラスが集中する東側の静かな通りは、僕でも何か怖くも感じて。何かそんな映画があったな?と色々と妄想を。海外からの観光の方に道を聞かれたり、微妙な会話が通りに流れてきたりと一人何か考え事も巡らせながら。
それにしても、この5年ほどは毎月必ずのある種地味な作業かと思われます。毎晩、それなりに華やかなグラン・ヴァンの世界もあったりなかったり生意気な姿もございしょうが真面目な姿もあると我ながら一人で。
で週末の生意気なワインは
・Nuits Saint Georges Aux Champs Perdrix’90 Alain Michelot
・Charmes Chambertin’97 Armand Rousseau
・Harlan Estate’98
・Volnay En Caillerets’94 La Pousse d’Or
何時ものムッシュ、今宵は昨年までで祇園町をリタイヤされたマダムを伴われ。’90のニュイ・サン・ジョルジュなので、やや硬い姿もイメージされましたが非常にスムーズ。意外なしなやかさに今宵は1本でお席を立たれる流れに。まま、お持ちいただいたルーチェのグラッパを飲んでしまいましたが。流石にこのスーパーはサシカイアのそれ同様、美味しいな・・・。
久々のムッシュは、ソムリエールを引き連れて。お互いに解っていたようです、僕も何度か彼女のお店にワインを買いに行ってますから。それにしても歴史としては100年以上のお酒屋さんとは!京都には、やはり。
お越しの時からルソーはおっしゃられていたので、良かったです。リストの中には1本目にしては、厳つすぎる銘柄ばかりでしたので。それでもリスト外ながらもグラン・クリュ、やや早い段階ですがこれはこれで若い味わいを楽しむ素晴らしいチェリーの姿が。
2本目は、ルフレーヴのお話でしたが まだ飲まれたことが無い とのソムリエールさんでしたので大分お勉強させていただいたつもりですが近しいワイン業界ですのでまま。
相変わらずの豊満なクレーム・ド・カシスにエスプレッソが芳醇に。カルト・カベルネの個人的には最良の銘柄かと。随分、買い込んでいたストックも遂に’99’95’94を残すのみに。’94が伝説ですが!
でも、やっぱり飲み込む機会は持っておくべきだと思います。もちろん自腹でも。

             Sommelier R.Imamura