Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

深夜の貸し切り

ありがたい形での忘年会でした。深夜2:00からの12名ほどの貸切に最終は昨夜も崩れ落ちておりましたが。
また、年末のご挨拶も兼ねたご常連の皆様にも感謝を。お気を使われたのかミシュラン・ガイドを分けていただいた方もおられ。お言葉通り望まれるゲストに差し上げました。
・Ruchotte Chambertin’86 Michel Bonnefond
・Chevalier Montrachet’83 Louis Jado
・Chateau Mouton Baronnne Philippe’77 3,000ml
・Barolo’89 Elio Altare
中盤のうっぷんをムッシュに晴らしていただくように訳ありのブルゴーニュを。ルーミエと聞いていたのに。折半耕作と言うシステムのラベルだそうで。ですが個人的には一言いただきたい、気がします。ただ、それでも味わいは素晴らしいブルゴーニュであることは間違えなく。
深夜のマダムは今宵が年内最終のようで、偶には白を。騎士のモンラッシェは、威厳を感じさせつつもふくよかな熟成感を。2:00からの貸切に合わせられるようにシガーの紫煙を吐き出され。女性の燻らせるシガーはとてもセクシーでマダムは今宵も。
10名を越えられるとやはり3,000mlでも。ただ、何次会なのでしょうか?でもお強い皆様は盛り上がりながらも。’77、かなりかなりネガティブなヴィンテージですがこちらのムッシュのおかげで随分トライさせていただくチャンスをいただけております。流石にダブル・マグナムはそれなりに力を蓄えており前向きに楽しめる状態で。ただ、ボルドーと言うよりかはややブルゴーニュ・タッチの三次会向きの上質な1本。
追加のアルターレは贅沢すぎます。’89はまだまだ若いかな?と思いつつもバローロ・ボーイズ(古いかな?)の旗手は極上でした。繊細に羽のような浮遊感を感じさせる熟れた1本。ガヤに比べるとかなり柔らかく何処かしらタンニンの質感が気になりましたが、素直に美味しいと思わせるイタリアのもうひとつのお気に入りで。
こちらのご予約は本当にありがたく、ただ後半にお越しになられた数組のゲストの皆様には申し訳ございませんでした。特に何人かの私個人的にもご常連さまにあたる方がおられたのが心痛く。年内にもう一度の機会があられれば・・・・。 Sommelier R