Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’69

遂にと言いますか、今年も花粉症の到来を感じさせられました。まだまだ、どうしようもないくらいとまでは行かないのですが鼻の違和感と目のかゆみに5月のGW明けくらいまでは苦しまされるのだろうな?と覚悟を。ただただ、今年は本当に10倍くらいの猛威になるのだろうか?それがひとつ心配でなりません。
で昨夜の陶酔のワインは
・Bollinger Special Cuvee Brut
・Pavillon Blanc du Chateau Margaux’94 Margaux
・Nuits Saint Georges Les Vaucrains Tastevignage’69 P.Misserey et Frere
・Torcolato’86 Maclan
・Bollinger Rose
中々このご時世にも拍車をかけるようにおそらくはワイン業界に最も影響を与える可能性の有るこちらの業界も行政指導が一段と厳しくなるようなお話も。景気を左右しかねない、業界だけに微妙な気も致しますが。
4名様でのお食事も含めた何時ものスタイルは、簡単に仕上げるお料理ばかりではありながらもやはり一人では汗だくは必至です。
まま、良いのか悪いのかこちらさんのお越しの際は恥ずかしいほどの動きの無い晩ではあるのですが。
もう、NVのシャンパーニュは予算には組み込めないくらいの状況で。ただ、パヴィヨン・ブランの飲み込んでいただいている間に蛤のワイン蒸しなど4品のお皿を仕上げてサーヴィスしての対応を。
白の流れで赤も同一ヴィンテージのマルゴーがあったのですが、やはり僕のストックからは出来うる限りの熟成したブルゴーニュが選ばれるのが常で。
偉大なヴィンテージでありタストヴィナージュは、品質の証明。ただ、先日の’59よりもポートのような姿は顕著で日々のテイスティングの重要性はもちろんですが興味深く時の座標軸を。
〆はマクランの希少なトルコラートのしかも’86。知る人ぞ知るの銘柄ながらやはり甘口で、イタリアであれば触手は限られているのでしょうか?意外なコストで。それでも流石のバランスでクドクなく滑らかでありながらも余韻の凝縮感は偉大な食後酒のカテゴリーのひとつかと。
今宵の〆は、そんな流れもあってかボランジェのロゼを。スペシャル・キュヴェでしたら常の感じですが、ロゼは久々で改めて上質な落ち着きを感じさせ。 R