Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ブルゴーニュ

今年も残すところ後2日で。お蔭様で何とか何とかではありますが、本日の銀行振り込みで今年の最終のお支払いも滞り無く。合わせて売掛の回収も懸案の1件を除いては皆様きっちりと有難うございます。
まあ、ですが本当に本当に12月とは言いながらもぎりぎりの期日での日程に若干情けなさもございましたがこれで何とか気持ちよく年を越させていただけるで贅沢は言わずに。
まま、それでも今宵と明日の大晦日までは変わらず営業いたします。静かな例年ではありますが、もしお気持ちに余裕があられれば是非今年の〆の極上を愛でにお越しいただければ幸いです。
で昨夜のブルゴーニュ
・Clos de Tart’98 Mommessin
・Beaune’96’76 Michel Gaunoux
少人数での忘年会は、なんだかんだ言いながらもこの年の瀬も押し迫ってまでも。何人かは別のお店に流れていかれたようですが、個人の趣向もあると思いますが風俗店に流れられる方と僕のお店に来られる方ではきっときっと何か大きな違いが有られるとは思いたいです。
そんな流れでの男性陣4名での、このクロ・ド・タールは贅沢でしょう。’98はまだまだ若さも否めないヴィンテージですが先日のDRC同様、間違えなくグラン・クリュの香りを放っております。ただただ、今回はソムリエ・シリーズのグラスを使用するには申し訳ないですが。
やはり、この辺りのヴィンテージから明らかに異なる姿に成っている評価すべきシルヴァン・ピショー、個人的な手持ちが若いヴィンテージから無くなっているのもコストだけの問題ではないのかもしれません?
深夜にお越しのお二人にもブルゴーニュを。最近はグラスでも登場頻度の高いゴヌーですが、今宵は’76を。合わせて途中からの別口のワイン業者さん、グラス1杯でも年末の挨拶に自腹でのお越しには頭が下がります。こんな時には、僕自身も含めてワインの深遠な世界を体験させてあげたいものです。20年の時の差を少しだけ。普段からのヴィンテージに対する認識の違いでしょうが、彼は’76がまだまだ元気と感じさせてくれる’96の存在であり可愛くない僕は’76を飲んだら’96はやはりそれ単体でなければ飲めないと結論付ける嗜好品の粋な世界かと。

            Sommelier R.Imamura